
寝てる間に舌を噛む、なんて事ありませんか?
癖がつくと重い病気を誘発するかも知れませんよ。
この様な、睡眠中に舌を噛む癖の治し方などについて調べてみました。
覚えのある方はぜひお読み下さい。
◎舌を噛む事によって起こる症状とは
舌は味覚を感じる器官としての役割のほか、食物を唾液と混ぜ合わせて消化を助けたり、飲み込むのを助ける働きがあります。
その大事な働きをする舌を噛んでしまう原因としては、体にストレス等が溜まり疲れやすくなっている時であるとか、食事中に食べ物を急いで食べていたり、速く噛んでいた場合などに良く歯で舌を噛むことがあります。
不思議なことに、時には舌の真ん中を傷つけてしまう事もあるようです。
こういう事柄から、舌はとても複雑な動きと広い範囲での動作をしていることが解ります。
ですから、なるべくなら舌など噛まない様に、また、癖にならない様にに気をつけるようにしたいものです。
舌を噛んでしまった時の症状としては、痛みや炎症に繋がり、味蕾(舌の乳突起で舌を噛んだ時や熱い食物から生じた炎症によって起きた、痛みを伴う小さな隆起)や数日間は持続する口内炎が形成されます。
⇒舌を噛むと痛いときの治療法は?赤ちゃんの場合はどうすればいい?
通常これら軽度のものは治療しなくても回復します。
また舌に関連して起きる症状には種々なものがありますので、以下にご紹介しておきます。
- 味覚の喪失、部分的か又は完全な味覚の喪失がある。または甘み、苦味等の味覚の変化。
- 口内で舌を動かすことが困難
- 舌が突然腫れあがる。
- 舌が通常の色から、白色、明るいピンク色、黒色、茶色、あるいは、むらのある色に変色している
- 舌全体、又は特定部分に、痛みや灼熱感が残る。
- 多くの場合痛みを伴う白色、または赤色の班点の口内炎の症状を呈する。
- 舌の表面に柔毛質または毛髪状の外見が認められる。
出来得ることならば、食事などは落着いてゆっくり摂るようにしましょう。
できものができるケースも多く、これについては別の記事で詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。
⇒舌のできものが痛いとき病院の何科に行けばいい?病気の可能性もある?
⇒舌のできものが黒い、白い、赤い!色による病気の違いを解説!
◎舌を噛む癖は治せるか
舌は物を食べる時や話をする場合に複雑な動きをしています。
その時に他の事に集中していたり、おしゃべりに夢中なっているなど、物を噛む事以外に集中してしまっている場合に無意識ですが舌を噛みやすくなります。
良くある事に一度舌を噛んでしまうと、食事の際、変に意識し過ぎてしまい、食べ方がぎこちなくなって再度同じ箇所を噛んでしまったりするという事です。
もう一つ考えられるのが、体調の変化(ストレス)などによって舌の状態も変化して、つい舌を噛んでしまう現象があります。
この場合癖にならないように治す方法としては、物を食べる時には落着いてゆっくりと、その事に集中するようにして下さい。
また体が疲れている時は、十分休養を取るようにしストレス等を溜めないように生活習慣に気を配ることが肝心です。
その他の方法として、自身で癖にならないようにチェックする方法を以下に挙げてみましたので参考にして下さい。
<歯と舌を常に接触させないようにする>
無意識の内に自分が噛み続ける癖を持っているかいないかをチェックする
- 舌に歯形がついているか。
- 頬の内側に白い線がついているか。
※ 上記2点は歯と舌がいつも接触していると起きる条件です。
噛み続ける癖の改善 習癖逆転法(しゅうへきぎゃくてんほう)
- メモ用紙に「歯をはなす」という言葉を書いて、よく目にする場所に貼っておきます。
- メモを見たら「ハーッ」と息を吐きます。
- 治したい癖と両立しない新たな癖を付けます。
貼り紙を見た瞬間だけ息を吐き力を抜くことがポイントです。
噛む事とは両立しない、息を吐く癖を新たに付けることで噛む癖を治します。
噛み続ける癖は、息を吐くことで改善されます。
また、病気によって舌をかみ易くなる事もあります。
その代表的な症例が「唾石症」です。
これは尿路結石や胆石と同様に、唾液腺に結石が詰まる事です。
唾液が出難い状態となります。
唾液線が詰まり唾液が出なくなってしまう事で、舌が常に乾燥した状態となり、動きが鈍くなってしまいます。
その事によって普段は無意識の内に出来ていた動きが出来ず、舌を噛んでしまうという訳です。
その他、舌の動きや脳神経に何らかの異常がある場合や、ストレスによっても変わるとされている為、何度も舌を噛んでしまい、明らかにおかしいなという場合には早急に医療機関を受診するようにしましょう。
寝ている間に舌を噛んでしまうのは何故
寝ている間に舌を噛んでしまうことが多くあるのは少し注意が必要です。
寝てる間は完全に無意識状態にあるので、この間に舌を噛むことが習慣化してしまうと危険性を伴います。
この場合の原因の一つには疲労の蓄積が大きな要因と思われますが、疲労やストレスが溜まっていると普段無意識に出来ている動作を取ることが出来ずに、舌を噛む癖がついてしまいます。
また、ビタミンB12の不足によるものもあります。
ビタミンB12は神経の疲れを緩和させるもので、ビタミンB12の不足は軽度の神経障害を引き起こします。
そして、筋肉がうまく動かず、結果として寝ている間に舌を噛むことが多くなることがあります。
その他に考えられるのは顎関節症が疑われます。
朝起きて舌を噛んだ痛みがあったり、舌から血が出ていることが多い場合には疲れていることが多いです。
睡眠中に舌を噛むことが多いと感じてきたら、自身の生活スタイルや疲労の溜まり具合を検討してみて下さい。
いずれにしても睡眠中に舌を噛むということは、舌が傷つき、ばい菌が入りやすくなるなど良いことはありません。
睡眠中に舌を噛むことが増えてきたという時には、まず第一に疲労の可能性を疑い、精神的なストレスや疲労を蓄積させる生活習慣などを改善する事が大切です。
顎の痛みなどもある場合には、顎関節症の可能性なども考えることが良いと言えます。
その場合は歯科医または口腔外科専門医を受診して下さい。
噛む癖がついてしまうといつも同じ所を噛んでしまい痛い思いを繰り返します。
「噛んじゃダメだ」と思うと余計ストレスが溜まるので、無意識的に舌を噛まないように自身で訓練するしかありません。
頑張ってください!
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