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血が止まらないのは病気?原因は?正しい対処法は?

血が止まらないのは病気?原因は?正しい対処法は?

傷口から血が出るのは当たり前。

しかし、その血がなかなか止まらないと焦るものです。

 

そんな流血について見てみましょう。

 

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血ってなんで止まるの?

b28ad82499e44ab2171249db838fcb58_mところで、血って勝手に止まりますが、なぜなんでしょうか?

簡単に血が止まるまでの仕組みを見てみましょう。

 

まず、血管が傷つき、血が出ます(いわば、血管に穴が開いた状態)。

すると、血管が収縮し、血管に開いた穴を少しでも小さくしようとします

さらに、「血小板」が傷口に集まってきて、お互いくっつきあって穴を埋めます(一次止血)

このままの状態だと止血部分が弱く、すぐ再出血してしまいます(いわば、仮止血ができた状態)。

そこで、血小板などからいくつもの「血液凝固因子」が放出され、それらが連鎖的に化学反応を起こし、最終的にフィブリンポリマーが、仮止血の場所を丈夫にします(二次止血)。

 

これにて止血完了!というわけです。

ちなみに、この血小板とフィブリンポリマーによって作られたモノが、時間が経つと、「かさぶた」と呼ばれるものになります。

 

血が止まらない病気

db4d7fa8dba10034f90566a3dba6e584_m止血のメカニズムが正常に働いていれば、怪我の度合いにもよりますが、通常は10分ほどで血は止まります。

しかし、病気などにより止血のメカニズムに異常をきたしていれば、血は止まりにくくなります

 

では、血が止まらなくなる原因にはどのようなものがあるでしょうか?

 

血小板の数が減る病気

8027ed6093420336b5d7e3ba19c4668d_mまずは、一次出血が上手くいかない・・・つまり、「血小板の数」が減ってしまう病気を見ていきましょう。

 

白血病

 

血液の病気と聞いて、多くの人がぱっと思い浮かべるのが白血病ではないでしょうか。

血液のガン、ともいわれる病気です。

実は、「血小板」を始め、血液中の様々な成分は「骨髄」で作られるのですが、白血病になってしまうと、この骨髄で血液を作る機能が暴走してしまいます。

その結果、血小板の生成量も減ってしまうのです。

そんなわけで、白血病になってしまうと、血が出やすく、止まりにくくなってしまいます。

 

薬の副作用

 

血が止まりにくくなる原因として、おそらくもっとも多いのが、薬の副作用でしょう。

「薬剤性血小板減少症」ともいいます。

代表的なのは、スルファ剤、アスピリン、一部の糖尿病の薬などです。

薬のせいなので、服用を中止すれば治りますが、自己判断で薬は止めないで、医師・薬剤師にご相談下さい。

また、抗がん剤や、手術後に利用される血栓をできにくくする薬(ヘパリン)などでも、血が止まりにくくなりますが、これらについては医師から事前に説明があるはずです。

 

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再生不良性貧血

 

貧血のお持ちの方は、一度きちんと病院を受診しみてください。

貧血に加え、血が止まりにくいすぐにあざができる、などがあれば、医師に必ず伝えましょう。

再生不良性貧血は、赤血球だけでなく、白血球や血小板の数も少なくなってしまう貧血症です。

そのため、血が止まりにくいなどの症状も出ることがあります。

貧血で病院に行く?何科?改善、治るまでの期間は?

 

特発性血小板減少性紫斑病

 

難しそうな病名ですが、風邪などに続いて、稀に起こる病気です。

自分の免疫が、勘違いを起こして血小板を破壊してしまうため、血小板の数が減ってしまいます。

 

血小板が減る病気について、全体的に言えるのは、「血が止まらない」という症状を感じる前に、皮下出血が増えることの方が自覚しやすいでしょう。

つまり、「アザができやすい」ということです。

 

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血液凝固因子に異常がある場合

こちらは有名な病気を一つだけ。

「血友病」です。

 

血友病は、血小板から放出される「血液凝固因子」の一部が欠落してしまっているため、二次出血が起きず、そのため、一次出血がうまくいっても、再出血してしまいやすい病気です。

こちらは遺伝性であり、通常はこどものうちに判明します。

 

治療方法は、欠落している因子を投与する方法があり、これにより多くの方が日常生活を送れています。

 

血が止まらないと感じたときはどうすればいい?

1502a586adea44b5efd9f0f4be6c703c_mまず、大きな傷・深い傷で出血量が多いときは、急いで外科系の診療科を受診して下さい。

小さな傷であれば、よほど出血量が心配にならない限り、様子見で構いません。

 

いずれにせよ、「正しい止血方法」を実施しながら、受診なり様子見をして下さい。

 

止血方法で注意するのは基本的には二つだけです。

動画はこちら↓

 

圧迫

 

傷口を清潔なガーゼなどで押さえます。

「ガーゼなどをあてる」のではなく「押さえ」ます。

あまり強く押さえすぎるのもよくないですが、目安としては、「包帯をきつめに巻く」くらいの力です。

もちろん、その場に包帯があるのなら、実際に包帯をきつめに巻くのがよいでしょう。

 

挙上

 

傷口を心臓より高いところに持ち上げます。

これにより、傷口にかかる血圧が減るので、血が止まりやすくなります

 

傷口が深く、吹き出るように血が出ている場合は、上記に加え、傷口の心臓よりの部分もきつく縛るとよい、とされています(間接圧迫止血)。但し、30分に一度くらいの割合で、縛りをゆるめないと、逆に壊死が始まってしまうことがあるので、救急車を呼ぶなどして早く受診することが肝要です。

 

※子どもがよく起こす「舌の裂傷」の場合、最初は血が大量に出るため驚きますが、舌にはそんなに大きな血管はないため、割とすぐ自然に止血されます。

 

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