Read Article

耳垂れとは?原因は?臭い膿で放置は危険?止まらない場合の治療法と薬についても!

耳垂れとは?原因は?臭い膿で放置は危険?止まらない場合の治療法と薬についても!

顔の各器官から出てくる液体には、それぞれ名前がありますね。

口から出るのは・・・唾、よだれ。

 

鼻から出るのは・・・鼻水、鼻汁。

目から出るのは・・・涙。

 

では、耳から出るものは、なんでしょう?

 

スポンサードリンク

 

耳垂れとは?

bd8caf80d80e8816a5703aa355178dda_m耳垂れとは、耳の穴から出てくる液体の総称です。

「耳漏(じろう)」ともいいます。

 

耳垂れには、様々なタイプがあります。

おおまかによくある耳垂れの態様から分類すると、以下のようなものがあります。

 

  • 漿液性

外耳道湿疹や、外耳道の傷などが原因で起こる耳垂れです。

外耳では、微細な傷の場合血の代わりに漿液が出るので、漿液性といいます。

 

粘性は低く、さらさらで、透明です。

例えば、耳かきのしすぎなどがあります。

 

  • 粘膿性

細菌感染などによる炎症により出る耳垂れです。

粘性があり、色や臭いがあることが多いです。

 

字にもあるように、「膿(うみ)」が混じっています。

例えば、急性中耳炎などがあります。

 

  • 血性

炎症が進行する、或いは癌などにより組織破壊が起こっている場合には、血性の耳垂れが出ることがあります。

しかし、耳内の傷が深いために血が混じっている場合もあるので、鑑別のためにも耳垂れに血が混じっている場合には耳鼻科を受診して下さい。

 

 

耳垂れの原因と対策は?

634dc47d2d5bc1abeb75fcf8209d741d_m耳垂れの原因と対策について、もう少し詳しく病気別に見てみましょう。

 

外耳道湿疹

 

外耳とは、鼓膜より外側の耳のことを言います。

その外耳が傷ついたり、アレルギーなどにより湿疹になったりしたものが外耳道湿疹です。

 

慢性の外耳道炎も似たような症状を示します。

耳垂れは透明の漿液性のことが多いです。

 

乳児の場合、寝ている間によだれや食道を逆流してきたミルクなどが口から流れて耳に入ってしまい、外耳道湿疹となってしまう場合があります。

治療は、経過観察(自然治癒)を中心に薬(内服や外用)を使います。

 

急性外耳道炎

 

耳に出来た傷に細菌が入り込み、炎症がひどくなったものです。

細菌が繁殖しているため、耳垂れは黄色がかったり臭いがあったりする場合もあります。

 

治療は、抗生物質を使います。

炎症がひどく膿が溜まっている場合には、切開して膿を排出する場合もあります。

 

スポンサードリンク

 

急性中耳炎

 

口と鼻、耳は喉の奥で繋がっています(耳が詰まったときに行う耳抜きも、奥で繋がっているからできる芸当ですね)。

そのため、風邪などをひいて鼻水や喉の炎症が起きている場合には、菌が喉の奥から伝って耳に侵入してくる場合があります。

 

そうして侵入してきた菌が中耳(鼓膜の少し内側)で繁殖したものが急性中耳炎です。

耳垂れは粘膿性で、これが鼓膜の内側に溜まるため、耳が痛くなります。

 

鼓膜に穴が開いて、耳垂れがどんどん排出されれば、耳の痛みが軽減されることもあります。

 

治療は、抗生物質や鎮痛消炎薬の内服が中心ですが、2,3日で自然軽癒することも多いため、必ずしも医者にかかる必要はありません(子どもの場合、免疫力をつけるためにも何でもかんでも抗生物質に頼むのはよくないでしょう)。

 

但し、持病などがある場合、耳垂れが出ている場合、よく中耳炎になる場合、2,3日経っても症状が軽くならない場合などは、受診をおすすめします。

※なお、鼓膜の穴は少しくらいなら再生します

 

急性中耳炎に関しては、以下リンクもご参照下さい。

 

 

慢性中耳炎

 

度重なる急性中耳炎の罹患により慢性化してしまうことがあります。

この場合、慢性的に耳垂れに悩まされることが多く、また、鼓膜の穴は開いたままになるため難聴も続いてしまいます。

 

治療は、抗生物質や鎮痛消炎剤、ステロイドなどの内服が中心です。

 

真珠腫性中耳炎

 

鼓膜が内側に入り込んでしまい、そこに老廃物などが溜まり炎症をおこしたものです。

耳垂れが溜まっているだけでなく、老廃物まで溜まっている(これが真珠のようにみえるため「真珠腫」という名になっています)ため、難聴の度合いも高くなっています。

 

老廃物が溜まっている上に細菌感染を起こしているため、耳垂れの臭いは相当なものでしょう。

この病気の怖いところは、炎症が進むと周囲の組織(骨まで!)を破壊していくことです。

 

ひどくなれば、顔面麻痺や意識障害なども起こりうる、恐ろしい病気です。

耳垂れの臭いや難聴の度合いがあまりにひどいは、必ず受診しましょう。

 

軽度のうちならば内服で治療しますが、ひどくなると外科的手術を行います。

 

 

耳垂れが止まらない場合には・・・

8e75fee005c91baddb9ec7dba5eb9830_m受診が一番です。

受診するまでに注意すべき点としては、耳垂れをとることに躍起になって、かえって耳を傷つけたりしないように気をつけてください。

 

ぬぐうときは柔らかい布などで優しくぬぐいとりましょう。

また、耳垂れが粘性を持つ場合には、炎症が起きていることが多いため、耳垂れや耳の痛みをとりあえずマシにするために、市販の鎮痛消炎薬を服用するのもよいでしょう。

 

但し、この薬は「治す」ための薬ではありません。

「辛さを軽減する」だけですので、過信しないようにしてください。

 

薬の種類として無難なものは、タイレノールなどのアセトアミノフェンを主成分とする薬です。

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

Return Top