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手がつる原因は病気?脳梗塞や糖尿病の可能性も?!

手がつる原因は病気?脳梗塞や糖尿病の可能性も?!

手がつる。

つる、というのは漢字で書くと「攣る」或いは「痙る」となります。

 

「痙攣(けいれん)」を起こす、ということです。

自分の意志とは関係なく筋肉が異常収縮し、痛みや不快感を伴います。

 

さて、そこにはいったいどんな病理が潜んでいるのでしょうか?

 

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手がつる原因は?

9cda9f72ad116e96aa14aeeb70d1eac3_m手がつる原因を大別すると、

 

  • 疲労(筋肉の使いすぎ)
  • 栄養バランスの偏り
  • 血行不良(冷えなど)

 

などがあります。

それぞれの項目毎に、具体的に見ていきましょう。

 

 

手がつる~疲労性のタイプ

a5ec3a7ff19804142b5b7a9250163821_m「つる」という症状の中で、最も多いのが、このタイプです。

単純に言えば、筋肉の使いすぎです。

 

その他の要因としては、睡眠不足や日頃の運動不足、加齢による筋肉の衰えなどもあげられます。

これらは意外と自覚されていないことが多いです。

 

自分ではそんなに筋肉を酷使したつもりはなくても、実は酷使されていた、という結果になり、筋肉がつる場合があります。

「昔はこの程度で筋肉つるなんてことなかったのに・・・」

 

などと感じたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

手がつる~栄養バランスの偏り

2d2895f2c654349f94a001d36d216fd8_m筋肉内部のカルシウムやマグネシウム、カリウムといった物質は、脳からの命令を伝える神経伝達に一役買っています。

このようなミネラルイオンのバランスが崩れると痙攣が起こると言われています(電解質異常)

 

また、脱水症状で痙攣が起こる一因もここにあります。

電解質異常の場合、他に見られる症状としては、傾眠、嘔吐(吐き気)、脱力などがあります。

 

これらの症状が見られる場合、一過性のもの(食中毒などに伴う脱水症状・急激な運動に伴う脱水症状など)の場合は応急処置をすればよいのですが、そうではない場合、内科などを受診しましょう。

 

医師の判断により、電解質検査を受ける場合があります。

これにより、どのミネラルが不足しているのか(或いは過剰なのか)が分かり、それに伴って、疑わしい病気が絞られてきます。

 

一例を下に挙げておきます。

 

カルシウムの異常が見られる場合

 

副甲状腺機能や腎臓の異常、腫瘍などが疑われます。

例:副甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能低下症、悪性腫瘍、腎不全

 

ナトリウムの異常が見られる場合

 

糖尿病、腎臓の異常が疑われます。

例:糖尿病(糖尿病性アシドーシス)、急性腎炎、慢性腎不全

 

カリウムの異常が見られる場合

 

腎臓の異常が疑われます。

例:急性腎不全、慢性腎不全、クッシング症候群

 

 

手がつる~血行不良

f5470166b742ddc93d7591891f44ea76_m加齢や立ちっぱなしの仕事、冷えなどにより血行が悪くなると、痙攣が起きやすくなります。

 

立ちっぱなしの仕事の場合、足に起こることが多いと考えられますが、例えば天井の作業などをする方(手を常に挙げている状態が多い方)などは、同様の理屈で手に痙攣が起きやすくなるでしょう。

 

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脳梗塞との関連性

0b074c29682268db35eb66b8b26d2c53_m手がよくつる、ということで脳梗塞を心配される方がおられますが、その確率は低いと言えます。

それよりは血行不良などの方が疑わしいでしょう。

 

脳梗塞の場合には、手足の麻痺(冷たい感じ、或いは力が入らない、動かない、コップを持ったつもりが持ててなくてコップがこけた、など)という症状が現れます。

ちなみに、腎臓疾患の場合、「手にだけ痙攣が現れる」ということはあまり考えられません。

 

手以外にも様々な場所が痙攣します。

 

 

糖尿病との関連性

4d0e198bd24003d274003c5c6b21de0e_m糖尿病を発症すると、それに伴って合併症が出ます。

糖尿病が怖い原因の一つが、この合併症の多さです。

 

糖尿病については、下記リンクもご参照下さい。

 

 

痙攣に関係のある合併症のみですが、下記のようなものがあります。

 

低血糖

 

糖尿病は、血糖値が上がってしまう(下げられなくなる)病気ですが、それに対処するため、薬(インスリン)を使って血糖値を下げる、という治療を行います。

低血糖は、このインスリンによる副作用です。

 

つまり、血糖値を下げすぎてしまったときに、この低血糖が起きます。

低血糖になると、吐き気や痙攣、ひどければ意識を失います。

 

このあたりのことは、実際にインスリンを処方されている糖尿病の方は、そのときに説明を受けているはずですので、担当の医師にご相談下さい。

 

糖尿病性神経障害

 

糖尿病による三大合併症の一つです。

末梢神経からだんだん障害がおきてきます。

 

脳梗塞と同様、こちらも痙攣と言うよりは痺れ・感覚の麻痺の症状が強いです。

 

糖尿病性昏睡

 

糖尿病には1型と2型があります。

1型は遺伝性の要素が強く、痩せていても起きます。

 

それに対し2型は、いわゆる生活習慣病としての糖尿病を指します。

さて、糖尿病性昏睡は、大きく分けて、1型糖尿病患者に起きやすい「糖尿病性ケトアシドーシス性昏睡」と2型糖尿病患者に起きやすい「高浸透圧性非ケトン性昏睡」があります。

 

症状として共通して見られるのが、脱水症状からの意識障害です。

この脱水症状に伴って痙攣が起きることもあります。

 

糖尿病性腎症

 

糖尿病による三大合併症の一つです。

その名の通り、腎臓の機能がどんどん低下していきます。

 

そして、腎障害が起きればミネラルバランスが崩れ、痙攣が起きる可能性があります。

糖尿病に関しては、毎年健康診断で血液検査をしていれば、だいたい自分の状態が把握できます。

 

1型であれば急激に発症することがありますが、遺伝性の要因が強いため、親族の既往歴をご存じであれば、ある程度参考にできるでしょう。

いずれも、受診科(初診)は、総合診療科や内科(総合内科)などがよいでしょう。

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