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百日咳の子どもと大人の症状は?治療や検査についても徹底解説!

百日咳の子どもと大人の症状は?治療や検査についても徹底解説!

百日咳は、かっては子どもの病気と考えられていましたが、流行の形態も変化して今や患者の2/3が大人という調査結果があります。

大人では速やかな検査を受け、治療が必要との事です。大人の百日咳の症状をご紹介します

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子どもと大人ではどのように症状が違うのか

 

百日咳に罹ると、長期にわたり「発作性痙攣性咳そう」という「特徴のある咳」が続きます。この様な咳が見られるようになると診断がつきますが、ある一定の年齢層(成人)に達した人には「特徴のある咳」が見られず、百日咳と診断がつく前に周囲へ感染を広げてしまうこともあります。

 

百日咳は、診断が難しく、「長引くカゼ、副鼻腔炎(蓄膿症)、喘息、結核、などの疑い」で、治療されている場合もあります。

 

最近では、子どもの百日咳の報告は増加傾向にありますが、大人の流行が中心となり、その影響で免疫を持たない乳幼児の患者が増えている可能性が高いと考えられています。

 

子どもはどの様な症状が出るか

 

三種混合・四種混合の予防接種を受けていない小児が罹ります。特有の咳が長く続きますし、小さな赤ちゃんにとっては、危険な病気です。

 

発作的にコンコンと長く連続する咳(スタッカート)が特徴です。顔が真っ赤になるまで咳き込んで、苦しそうにヒューッと笛を吹くような音(フーピング)をたてて息を吸います。生後6ヶ月以内にかかると咳き込んだあと息が吸えずにチアノ-ゼになったり、呼吸を止めてしまって生命の危険に到ります。

 

特に1ヶ月以内の乳幼児が罹ると無呼吸を起こしやすく大変危険です。百日咳脳症といって痙攀や意識障害を起こす事もあり、この場合、百日咳が治っても脳障害が残ることがあります

 

 

大人の場合の症状は

 

成人の百日咳の増加の原因としては、ワクチン接種後の抗体価の低下が上げられています。

接種後3~5年で抗体価の減少が始まり、10~12年で予防効果が失われるとされています。

 

従って、抗体価の低下する年齢では百日咳にかかる危険性が高くなるのです。

 

大人の百日咳の場合は、発作性の様な症状は少なく、咳が長引くのが唯一の特徴と言えます。大人の百日咳の主な症状を挙げてみました。

 

  • 咳が2週間以上続く
  • 咳が出るが、発熱はない。
  • 咳をしだすと、なかなか止まらない。
  • 咳の後に、黄色い痰(たん)が出る。
  • 咳込んだ後に嘔吐を伴う。
  • 夜間の咳が多く、目が覚めてしまうこともある。
  • 咳込んだ後に、息を吸い込むと「ヒュー」という音が出る。

 

以上のような症状がある場合は、 百日咳に感染している可能性があります。

 

2週間以上咳が続いていて、上記の症状が出ているなら、小さな子どもへの感染を防ぐ意味でも呼吸器専門医に検査してもらうことをお勧めします。

 

大人の場合、子供に比べて軽い症状が多いのですが、 咳が長引くことで、体力が消耗し、他の病気を引き起こすリスクがありますので注意が必要です。

 

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百日咳の治療や検査の方法、費用などは

 

特徴的な咳などの発作から百日咳を疑います。検査としては、大人の場合も子どもの場合も同じ検査をします。

 

確定診断の方法には、鼻汁から菌を培養する方法と血液検査があります。百日咳菌を培養したり、血液検査を行うこともあります。気になる咳が続く時は早めの医師による検査を受けた方が良いでしょう。

 

子どもの場合は

 

まず、医師の診断を受け、百日咳に有効な抗菌薬と咳止めが処方されます。マクロライド系抗菌薬によって、5日後には菌は排出されなくなりますが、2週間は投与が必要とされています。

 

小児用の薬は用量が低く体に対しては適した用量でも、症状に対しては効果が弱いということがあるので、薬だけに頼らず家庭でもできるケアはした方が良いです。

 

治療と共に、咳発作を誘発させない環境作りが大切です。低温の場合は咳を誘発しますので、室温を20度以上にするようにし、加湿器などで室内の湿度を上げ、水分を十分に摂る様にし、粘性の高い咳を出すようにします。

 

食事なども、咳き込んで嘔吐する場合を考え、消化の良いものを1回量を少なくして回数を多くするようにしましょう。

 

咳に対しては、鎮咳去痰剤や痰の吸引、必要に応じて気管支拡張剤や酸素吸入を行います。重症の場合は免疫グロブリンの注射が効果を期待できます。

 

予防接種の三種及び四種混合ワクチンは、予防効果がとても高いので、生後90日期間であれば公費負担となりますので、きちんと接種する事をお勧めします。

 

 

大人の場合は

 

大人の百日咳は、子どものような特徴は少なく、風邪との識別が困難です。

 

血液検査でも子どものようなリンパ球の増加もみられません

 

また、成人ではある程度の時間を経て自然寛解する場合もあります

 

成人の百日咳感染に対する治療については、基本的には小児と同じです。マクロライド系抗菌薬を投与します。しかし、成人の場合、ある程度、咳が続いた後に医療機関を受診しますから、既に痙咳期に入っていると考えられ、咳の期間短縮など抗菌薬としての効果は期待できません。

 

ただ、感染源からの菌の拡散は防止できますので、マクロライド系抗菌薬の投与は必要と言えるでしょう。

 

大人の百日咳の感染を予防するために、ワクチンによる抗体価が低下する時期に再度追加ワクチンを打つことが感染予防に役立つと考えられます。

 

百日咳に関しては治療薬が開発されているため、すぐに病院へ行って、薬をもらうことによって感染を防げます。治療薬としてはジスロマックとミノマイシンがあります。

 

ジスロマックはマクロライド系の抗生物質であり、細菌感染症に効果があります。

 

検査の費用はそんなに高いイメージはありません。医療機関によって差は生じると思いますが、薬10日分ぐらいで治療費と合わせて3,000円~4,000円程度ですみます。

 

 

 

大人の百日咳は、ただの咳だと思って放置していると、乳幼児や子供が感染したりすると、重症化して命にかかわる場合があります。感染を広げないためにも、早めに検査治療を行いましょう。

 

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