お腹いっぱい食べたあとは動きたくなーい!だらだらしたーい!満腹感をあじわっていたーい!
ふう、と一息ついてくつろいでいると、失礼とは分かりつつも胃からこみ上げてきてしまうゲップ。
気持ちよく食べた証拠だなーと思いながらも、これがちょっと自分でもどうかと思うくらいニオう……まあ、気持ちよく食べた証拠ですし、と安直に考えていると明日は怖い病気を患っているかもしれませんよ。
手遅れになる前に一緒にチェックしてみましょう。
ゲップがでる原理
ゲップは食べ物を食べたときに一緒に空気を体内に取り込んでしまい、食後腸内の活動によっておこる生理現象です。
口から排出された空気やガスが一般的にゲップと呼ばれるものです。
空気は呼吸をするさいは人間は肺呼吸する生き物なので肺へ回るのですが、食べ物と一緒に飲み込んでしまうと食道をとって胃腸へ行ってしまいます。
食べ物を攪拌処理するためには多少の空気を必要としますが、あまりに多い空気は体内にとって邪魔なのでゲップとして排出されてしまうのです。
ゲップの排出には様々にパターンがありますが空気の逆流によって排出するゲップは、基本的にニオイがないもの、とされています。
ニオイのあるゲップは体内で食べ物を消化する際発生したガスが体の中で逆流しあがってきたものです。
本来ガスはオナラとして排出されるのですが、体が口から出したほうが楽だな、いまオナラとして出すのは無理だろうと思ったときにゲップとして出ます。
一概に病気だからゲップが臭いというわけではなく体の適切な判断で、たまたま臭かったという事もあるので経過を見ることも大切です。
臭いゲップに隠れた病気
ニオイのあるゲップは食べ物の消化が原因、と前述したようにゲップが臭い、そのものでは病気であるとは判断できません。
ただし、ニオイのあるゲップが頻繁に起こる場合は何かしら病気が隠れていることを疑って良いでしょう。
- 逆流性食道炎
胃酸の逆流によって引きおこされる、逆流性食道炎は胸焼けや頻繁なゲップ、食後直ぐの吐き気などの症状を伴う病気です。
胃液の過剰分泌や胃液の逆流を防ぐ機能の低下、胸焼け、腹部の圧迫など様々な不調を体に引き起こします。
⇒下腹部の張りの原因は?病気?痛みや頻尿、吐き気が伴う場合は?
- 胃潰瘍
ポピュラーな病気として知られる胃潰瘍でもゲップが頻繁に起こることがあります。
多くはすっぱいような味もプラスされたゲップで判断することが出来るのは胃液の過剰な分泌が原因で胃に穴が開いてしまうからです。
特に胃潰瘍は腹痛や吐き気、下痢をを伴い私生活に支障を及ぼします。
一番危険視しなくてはいけない病名と言っても過言ではないでしょう。
- 慢性胃炎
常に胃もたれや食後の腹痛が会ったり、お腹が空いているときに胃が痛くなるなど様々に症状がある慢性胃炎。
胸焼けや吐き気、食欲不振などの症状で比較的自覚しやすい病気ですが、なかには殆ど自覚症状が無くただゲップが多いな、という場合もあり判断が難しい病気です。
- 呑気症、空気嚥下症
心因性、ストレスを大きな原因としてもつ呑気症、空気嚥下症は知らず知らずのうちに空気を飲み込み腹部の圧迫を引き起こす病気。
上記に紹介した、ニオイから判断できる病気ではないですがゲップが多いな、と思ったら可能性の一つとして覚えておいても損ではない病気の名前です。
⇒空気嚥下症の症状はおならや吐き気?薬はある?漢方が良いの?
はやめの受診!早期回復!あしたも美味しくご飯を食べよう!
少し変だな、と思ったら早めのお医者さん、は何においても合言葉として心に刻んでおきましょう。
ちょっとしたこと、寝れば治る、そもそも医者に行く時間が無い、とのらりくらりと病院を避け続けて明日倒れてしまっては元も子もありません。
体を第一に考えないようでは健康な生活はありえませんので少し面倒でも、ちょっとのことから病院にかかることにしましょう。
病院は内科にかかれば大概オーケーですが、専門にかかるのであれば食道科や胃腸科の受診も良いでしょう。
ゲップ事態が頻繁に出る症状を少しでも緩和させたい場合は、食べ物をゆっくり食べる、しっかり噛み砕いて租借するを意識して取り入れてみましょう。
ゆっくり食べることで飲み込む空気は少なくなりますし、租借をしっかりすることで体内での消化がスムーズに行えますよ!
ゲップについてはこちらにも書いてますので、興味のある方は合わせてご覧ください。