本屋に行けば「体温を上げて健康になろう」という類の本が何冊も見つかるほどの低体温大国、日本。
そんな中で平熱が高いという方はうらやましい限りです。
でも、中には平熱が高すぎて心配しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今日は、そんな方に向けて、いろいろと情報を集めてみました。
日本人の平熱は36.2~36.3度
日本人の平熱は36.2度~36.3度なのに対して、欧米人の平熱は37度です。
一方、体内の酵素がもっとも活性化する、人間にとってベストな状態は36.5度の体温と言われています。
あなたの平熱はどうですか?
あまりにも平熱が高すぎると、ちょっと心配かもしれませんね。
ですが、だるさや熱っぽさなどの症状を感じなければ、特に心配することはありません。
平熱UPで免疫もUP!
平熱が高いとうことは、実にうらやましい限りです。
というのも、体温は免疫に大きく関係しており「体温が1度下がると免疫力は30%低下し、反対に体温が1度上ると免疫と力は5~6倍高くなる」とも言われています。
平熱が高くなる理由は、代謝量や筋肉量などが関係していると考えられています。
普段の生活がよいのだと、自分を褒めてあげてください。
平熱が高いとガンの抑制にもなる!
このように、体温が高い人は、免疫力も旺盛ですから、ガンにもなりにくいといわれています。
がん患者のほとんどが35度台の低体温というデータもあり、冷えやすい臓器ほどガンになりやすいということからも、いかに低体温ががガンにも悪いかがわかりますよね。
例えば35.5度ぐらいの低体温状態だと免疫機能が低下しアレルギー症状が出ることもあり、35度になると、ガン細胞がもっとも繁殖しやすい環境になってしまいます。
冷えは万病の元、といいますが、それは本当なんですね。
唯一の弱点は寒がりなこと
ガンにもかかりにくいなんて、無敵ですね。
平熱が高いといいことばかりのようですが、唯一の弱点は寒さを感じやすいという点でしょう。
平熱が高めの人は、気温が低いと自分の体温と気温の体感温度の差が大きくなるため、どちらかというとよけいに寒く感じるというわけです。
ただ、平熱が高くても筋肉質な人や、皮下脂肪の多い人は、逆に暑がりな場合もあるようです。
ただし、病気が隠れていることも
最後に、平熱の高さについて注意しなければならないケースもご説明しましょう。
以前に比べて明らかに平熱が高くなったという場合や、異常に体温が高いときなどは、病気の可能性があります。
ホルモンバランスの乱れや、自律神経失調症、甲状腺の病気や婦人科系の病気などでも体温が一気に高くなることがあります。
また、高血圧や糖尿病、高脂血症などでも、多少体温が上ることがあるようです。
気になる場合は、内科医に相談しましょう。
ホルモン系の病気は血液検査ですぐに分かるので、一度検査を受けるのもよいでしょう。
体調管理のためにも、自分の平熱は把握しておきたいですね。
特に、ちょっと平熱が高すぎて心配と言う方は、しばらく基礎体温をつけることをおすすめします。