少し前からこのような噂や記事をみかけるようになりました。
スイカは水分補給に最適。
ただ水を飲むよりもスイカを食べた方が熱中症対策になる。
または、スイカは身体の火照りをとる効果があるなど。
スイカにはどういった栄養素が含まれ、またどのような効果が期待できるのか。
少し詳しく見ていきましょう。
スイカは水分補給に有効?
果物や野菜の大半は水分からできていることは広く知られています。
その中にあってウリ科であるスイカは特に多く水分を含み、約90%が水であるとされます。
またミネラルが多く含まれることによりスポーツドリンクのような効果も期待できるそうです。
スイカに含まれる主なミネラルは以下のものです。
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
またスイカに塩をかけて召しあがる方も多いことと思います。
このことが炎天下で失われた塩分の補給にもなるのです。
スイカが風邪、熱中症、夏バテなどの予防にいいと言われる理由
スイカが風邪や夏バテなどに有効と言われるわけはいくつかあります。
さきほど述べました成分それぞれについて、期待できる効果があるからです。
その中でも直接関係があるのはスイカが有する利尿作用といえるでしょう。
利尿作用とはただ単に尿の排泄を促すことを指すのではありません。
体内の余分な水分を排出してむくみをとる効果。
また尿とともに体内の毒素を排出する解毒効果。
これらの効果が体調不良からの回復に有効だと考えられるのです。
最近あまりみかけることがなくなりましたが、就寝前のキュウリパックが以前流行っていました。
キュウリもスイカも同じウリ科です。
キュウリが有する豊富な水分が、お風呂あがりの火照った熱を吸収すると考えられたのでしょう。
風邪、熱中症、夏バテなってしまった後でもスイカを食べると効果あるの?
ここで触れる症状はあくまでも自宅で経過観察ができる場合、つまりは軽傷に限ります。
風邪、熱中症など、どの症状であっても急性期は速やかに病院を受診してください。
前述しましたようにスイカには様々な効果が期待できます。
風邪であれば解毒効果や鎮静効果によって熱を下げる役割を。
熱中症も同じく熱や火照りを鎮め、また水分を補給するのに役立ちます。
夏バテはその症状があいまいですが、全身の体調不良ですね。
水分補給や鎮静効果なども有効ですし、食欲不振の際には冷たいスイカは口にしやすいでしょう。
⇒水分補給は水、お茶、麦茶、スポーツドリンク、ジュース、どれがいいの?
このことが二日酔いにスイカが有効であるとされる理由でもあるのです。
スイカは他の果物にくらべカロリー、糖分ともに低めです。
スイカの効能を見直して、今年は積極的にお召し上がりになってはいかがでしょうか。
ただ、スイカはまれにアレルギー反応が出てしまう方がいるので、注意してください。
⇒スイカやメロンのアレルギーはある?症状は下痢や唇、喉に表れることもある?