河原では遊んだり、バーベキューをしたり、いろいろ楽しむことができますよね。
でも、水辺にはアブなどの虫が多いので注意が必要です。
もし刺されてしまったら、一体どうすればよいのでしょうか?
アブについて
夏を中心に発生し、山や水辺などで生息しています。
朝と夕方が、特に活発に活動する時間帯です。
種類にもよりますが、体長は2~3cm程度はあり、蜂と間違われることがありますが、蜂の仲間ではありません。
こちらは、アブの雌の動画です。
蜂は針で刺しますが、その目的は縄張りを守るためなどの攻撃です。
一方、アブは一部の肉食性の種類の雌が、牛や馬、豚そして人間から吸血をするために噛みます。
噛まれると、かなりの激痛となります。
また、このときに血液を固まらせない成分を含んだ唾液を出します。
毒はありませんが、この唾液によりアレルギー炎症が起こり、痛みと腫れが生じるのです。
刺されてしまったら
アブに刺されてしまったら、速やかに以下の応急処置をした後、皮膚科を受診しましょう。
- 傷口をきれいな水で洗う
アウトドアに出かける際は、口をつけていない清潔な状態の水を確保しておくことも大切です。
- 止血をする
流血がなかなか止まらない場合は、清潔なハンカチやガーゼで傷口を押さえましょう。
- 冷水や氷で冷やす
腫れや痒みを緩和することができます。
- ステロイド系の抗ヒスタミン剤外用薬を塗る
これは、市販の虫刺され薬に入っている成分です。
- 皮膚科を受診する
アブに刺されると、強い痒みが生じてしまう事もあります。
掻きむしると、傷口が悪化してしまいます。
皮膚科では痒み止めも処方してもらえますので、早めに受診しましょう。
アブに刺されないために
アブは吸血目的で接近してくるため、非常にしつこく付きまといます。
山などに行く際は、事前にアブに刺されないように準備しておきましょう。
- 長袖長ズボンを着用
首元や足首も要注意です。
長い靴下やブーツ、首元にはタオルを巻いておいたり、襟足まで隠れる帽子も効果的です。
- 虫除けスプレー
事前に虫除けスプレーを付けておく他、携帯する蚊取り線香もアブ除けになります。
また、体にハッカ油スプレーを塗るのも、アブ除け対策になります。
市販の虫除けスプレーに抵抗がある方は、ぜひ手作りをして見てください。
爽やかな香りで、小さなお子さんにも安心です。
ハッカ油スプレーの作り方
- 用意するもの
ハッカ油、消毒用エタノール、精製水、スポイト、ガラスのスプレー式ボトル(50cc)
- 作り方
ハッカ油を0.5ccスポイトでボトルにいれます。
そこへ消毒用エタノールを10cc入れ、後はボトルが満杯になるよう精製水を注ぎます。
よく振ったら完成です。
冷蔵庫で保存し、1週間程度で使うようにしましょう。
材料はドラッグストアーで揃いますが、ボトルはプラスチック製だと、ハッカ油の成分で容器が溶けてしまいます。
このため、ガラス製のものを使用してください。
- 殺虫剤
アブに纏わりつかれた際には、エアゾール系の殺虫剤をふきかけると、効果があります。
アブが多い水辺で遊んだり、山などに行く際には備えを万全にして、楽しい時間を過ごして下さい。
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