舌にできものの様な物が有って、鬱陶しい気持ちになる。
時には痛いことも有って、物などが噛みづらいなんて症状があったら、病院へ行って治療を受けるべきでしょうか?
病気かも知れません。気になりますね。調べてみましたのでご紹介します。
舌にできものが出来た時の症状は
舌にできものが出来ると、何となく違和感が生じ、鬱陶しい感覚になります。
物は噛み辛いし、話もし辛い、何より辛いのは痛いこと。
顎や舌も動かし辛くなってきて、首のリンパ節の腫れが3週間以上も続く、などの変化が表れることもあります。
病気が原因かも知れません。考えられる症状を挙げてみました。
口内炎
体の疲れやストレス、ビタミン不足などによって白い「できもの」が出来て、ちょっと痒くなりますが、大抵の場合放置しておいても通常2週間ほどで自然治癒します。
この場合いじればればいじるほど治るのが遅くなるので、我慢して放置しましょう。
舌乳頭腫(したにゅうとうしゅ)
乳頭腫 (にゅうとうしゅ)、繊維腫(せんいしゅ) とも呼ばれ、舌にできる「おでき」「いぼ」のような もので、比較的よく見られる良性の腫瘍です。
機械的な刺激が原因で起こることが多いです。
粘液嚢胞(ねんえきのうほう)
粘液嚢胞は下唇に生じることが最も多く、直径5〜15mmの丸くて軟らかい腫瘤(しゅりゅう・こぶ)です。
原因としては、粘膜を噛んだり、歯の先端が当ったりすることを繰り返しているうちに生じると考えられます。
唾石症(だせきしょう)
尿路結石(にょうろけっせき)や胆石(たんせき)と同様で、唾液腺(だえきせん)にも結石が出来ます。
唾液の排出管に入り込んだ異物や細菌などを核として、その周りに唾液に含まれるカルシウムが沈着してできると考えられています
舌癌(ぜつがん)
舌前方の3分の2に生じた癌を言います。
舌がんは口腔がんのうちでは最も頻度が高いもので、約50%を占めています。
男性に多く、年代別としては50~70歳代に多く発生しますが、最近では20歳代の若い人にも発生している傾向が見えるということです。
原因は不明ですが、他の口腔がんと同様に喫煙や飲酒、義歯やむし歯による持続的な慢性刺激と、その事による損傷が誘因と考えられています。
舌にできものが出来た!病院に行った方が良いか?
舌は物を食べる時の咀嚼(そしゃく)や嚥下(えんげ)、話すことなど日常生活を営む上で極めて重要な機能をもっています。
それゆえに舌にできものなどが出来た時は何かと不自由を感じるものです。
できものの症状によっては、早目に病院での治療を考えた方が良い場合もあります。
でも、何科を受診すれば良いのか? 症状別に挙げてみました。
口内炎
舌などに白い「できもの」ができて、ちょっと痒くなりますが、 我慢して放置しましょう。
舌の口内炎には潰瘍性、壊死性、偽膜性など様々なものが有りますが原因は不明な場合が多く、通常は口腔内を清潔に保ち十分な睡眠・栄養をとることによって通常2週間程度で自然治癒します。
口腔内を清潔に保つためにはリステリンなどのマウスウォッシュが便利なのでおすすめです。
舌乳頭腫(したにゅうとうしゅ)
機械的刺激が原因で起こることが多いため、口腔外科で刺激を与えている原因の除去や、大きなものの場合は切除を行います。
粘液嚢胞(ねんえきのうほう)
粘液嚢胞は下唇に生じることが最も多く、直径5〜15mmの丸くて軟らかい腫瘤(しゅりゅう=こぶ)です。
嚢胞だけでなく原因になった小唾液腺も切除します。
凍結外科やレーザーメスを使った方法もあるので、担当の医師と良く話し合う事が必要です。
唾石症(だせきしょう)
唾液腺に結石が生じて出来るという事は前述した通りです。
結石は自然に排出されることもありますが、多くの場合は手術が必要です。
病気に気づいたら耳鼻咽喉科を受診するようにして下さい。
舌癌(ぜつがん)
原因ははっきりとはしていないです。
歯並びの悪い歯や、破損した金属冠あるいは尖った角のある食品などが常に舌に当たったりする。
これによって慢性的刺激が舌にあたえられ、潰瘍や小さなしこりができます。
そのような刺激が長い期間続くことが誘因となり発生することがあります。
最初はクリニックなどの診療所でも構いません。
もし、癌の可能性があるとなった場合は、検査を受ける事の出来る病院の耳鼻咽喉科や頭頸科を受診されるとよいでしょう。
舌にできものが出来てしまった時、噛んだ覚えや不摂生などの覚えが有るものなら良いです。
しかし、気になるほど長引いていたり、出血があるならば病院で診て貰った方が 良いかもしれません。
他にも症状はあるかもしれません。
安易に自己判断するのは危険だと思いますので十分に注意してください!
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