2014年にデング熱という病気がニュースで報道されましたね。
一時期大変な話題になりましたよね。
ではそのデング熱とは何なのでしょうか?
また、日本でのデング熱への対策や、2015年現在薬の開発は進んでいるのか、治療法はあるのかについて、見ていきたいと思います。
デング熱って何?
デング熱とは、ウイルスを持っている蚊が人に刺すことで感染する病気です。
人から人へは感染しないと言われています。
デング熱の感染源を持っている蚊に刺されると3~7日程で高熱、頭痛、目の痛み、筋肉痛などの症状が見られ始めます。
風邪やインフルエンザなどとも症状が似ている部分もあり分かりにくいです。
そのまま治ればいいのですが、稀ですが重症化することがあります。
子供や持病がある人、男性よりは女性が重症化することがあるそうです。
もしもなった場合には血液や内臓に症状が見られるようになります。
重症な症状は発熱が治り平熱になりかけている時に起こります。
少し前までは暑い海外に行った人が蚊に刺され日本に帰ってきて症状が出るということが多かったです。
ですが、最近では海外に行ったことがない人つまり、日本にいるだけでもデング熱になるというニュースが流れることが多くなりました。
最初は、自分には関係ないと思っていましたが、このニュースを聞いてからは他人事ではなくなってしまいました。
デング熱の治療方法は対症療法だけ?個人でできる対策・予防法は?
日本でデング熱が発生した場合、被害が拡大しないためにどんなことを対策としてあげているのかというと日本の対策としては、
- 感染した人からどこで蚊に刺されたのかなど情報を収集します。
- 日本で蚊に刺された場合にはその場所を決められた範囲隔離し、誰も入れないようにして蚊がいそうな場所や繁殖しそうな場所を調査します。
- 調査した後、防除場所を殺虫剤などを使います。
- ある程度日にちをあけ、調査し蚊がいなくなったことを確認します。
ということをあげています。
そのような対策を国家を挙げてやっているからと言って、デング熱にかかる可能性は0になるわけではありませんよね。
なので、もしかしてデング熱?と思ったら早めに病院に受診するようにしましょう。
受診したからといって効果のある薬はありませんが、最近では、研究所でデング熱に対して効果のある薬が開発され始めています。
効果があるという試験が終わっただけのため、これからは人へその薬を使っても安全なのかを確認するための治験をしていている状態です。
薬の開発はされているので、このまま順調にいくと実際に使える日も近いかもしれません。
薬があると思うとデング熱になったとしても少しは安心できますよね。
では今、デング熱になった場合の治療は?個人的にできるデング熱の対策・予防はある?
まだ薬がない状態で、もしも今デング熱になった場合の治療はどうするのかと言えば、対症療法が主な治療となります。
対症療法とは、基本的には今よりも酷くならないよう出現してきた症状に合わせて必要な治療をしていきます。この他に、輸血をすることもあります。
普通の風邪やインフルエンザの熱などであれば、痛み止めや解熱などの薬を使用しています。
ですが、デング熱になるとそれらの薬を使用すると状態が悪くなってしまったり、血液の病気が出現・悪化してしまうことがあります。
ということは、熱だからといつもの薬を飲むと酷くなってしまう可能性がありますね。
現段階では、治療する薬もないのですからデング熱に対する効果があるワクチンもありません。ということは自分で対策をし予防するしかありません。
対策・予防としては、
- 蚊に刺されないように虫除け剤など使用する。
- 長袖を着るなど肌の露出を避け、刺されないようにする。
があります。これなら誰でも簡単に気軽にできますね。
また、予防法に関しては、動画も公開されていましたので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
万全に予防をしましょう。
日本で蚊と言えば夏によく出ます。また、海外の熱い場所でも蚊が良く出る時期があります。夏は暑いので肌を露出することが多いと思います。
気持ちは分かりますが、対策・予防が必要です。
蚊のアレルギー症状が出る場合もありますからね。
⇒蚊アレルギーの反応(症状)!薬や検査などの対策・対処法についても解説!
海外に旅行や仕事などで行く場合にも、旅行・行き先のデング熱の情報を確認してから行くことが大切です。
日本で薬が処方されるまでは、対策をしっかりしましょう。