走ってもいないのに鼻息が荒く、ふうふう言ってしまう。
電車で座っているだけなのに。
オフィスでも、ただ座って軽作業をしているだけなのにふうふう。
周りの人は涼しい顔で作業しているのに、なんで自分だけ…。
鼻息が聞こえてしまうんじゃないかと恥ずかしい思いで必死に堪えている。
恥ずかしくて相談もできないし、どうしよう、と思って、検索されたことと思います。
お困りのあなた。
この記事を是非チェックしてください。
少しでもあなたのお力になれる情報があるはずですから。
鼻息が荒いんです!原因はなんですか?やっぱり、病気でしょうか…
息苦しかったり、体がなんとなくしんどい、などです。
鼻息というのは、つまるところ「鼻呼吸」なわけです。
ですから、息の通り道を考えれば原因がわかるはずです。
鼻呼吸の場合、鼻から吸った息は喉を通り、気管、気管支、肺へと入ります。
その肺で、血液と空気がふれあい、酸素が体に取り込まれ、二酸化炭素が排出されます。
その後、肺から気管支、気管、のど、鼻を経て呼気になるわけです。
この道筋のどこかに原因があると思われます。
あるいは、息そのものが多い場合もあります。
それぞれ見ていきましょう。
鼻が原因の場合
鼻が詰まっている、という場合です。
空気の通り道が狭いわけですから、同じ量の息を吐いても当然出てくる息の勢いは荒くなります。
ホースから水を出すとき、指で出口を塞ぐと蛇口の開き具合が変わらなくても勢い良く水が飛ぶのをイメージするとわかりやすいかもしれません。
具体的には、慢性鼻副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)や、一時的に風邪を引いている場合などが当てはまります。
この原因が多いかもしれません。
気管、気管支、肺、およびその他の体の疾患が原因の場合
気管や気管支が原因で鼻息が荒くなる、というのはあまり考えやすいものではありません。
しいて言うなら、肥満体型で気道がふさがりやすいような状況などでしょうか。
この場合いびきなどがある可能性が高いですから、まわりの人に聞いてみるといいかもしれません。
なお、ひどくなると寝ている時に気道がふさがり、不眠になることもあります。
寝ている間に呼吸が止まってしまう、睡眠時無呼吸症候群という病気です。
もし心当たりがあるなら、ぜひとも減量を…。
肺やその他の体の病気が原因の場合
さて、肺や体の病気が原因の場合はありえないことでもないのです。
これは、息の量や回数、頻度が増えているという点でさっきの鼻が詰まっている場合とは異なります。
肺の病気なら、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、いわゆる肺気腫や肺がんなどの術後で肺の機能が弱ってらっしゃる方などでしょう。
そのほかで言えば貧血。
さきほど簡単に説明しましたが、肺の奥で酸素を受け取る役割をしている「赤血球」が少ない場合です。
体がしんどいためたくさんの酸素をとりこもうとしてはぁはぁ呼吸している、というわけです。
なんとかして…
治すには、やはり専門のお医者さんに相談するのが一番です。
鼻づまりの自覚がおありなら耳鼻科の先生にご相談ください。
また、タバコをよく吸われる方。
肺を痛め、肺気腫を作るのはタバコが非常に多いです。
呼吸器内科を受診ください。
もし健康になろう、という意欲があれば、禁煙外来を紹介していただくことを強くおすすめします。
また、肺にもともとご病気がおありなら、恥ずかしがらずに主治医に相談してください。
重要な症状の一つですから。
貧血など体の疾患の場合ですが、まずはどこでもいいのでお近くの内科を受診ください。
あとは、行動するだけです!
役立つ情報、思い当たる点などありましたか?
鼻息があらいという悩みは、体からのSOSかもしれません。
恥ずかしがらずに、大事な症状ですから、是非ご相談ください。
誰も笑ったりしません。
親身に聞いてくれるはずです。
さあ、お近くのお医者さんまで!