突然の立ちくらみや頭がグラグラして立っていられない…
女性に多く見られます。
なぜこのような事が起こるのか、原因や治療法、対処法などご紹介します。
頭がふらふらする原因
治療が必要な事もあるのでしっかり原因を考えていきましょう。
脳への血流不足によるもの
何らかの原因で、脳への血流が不足し、起こるものです。
スーッと血の気が引くような感覚のめまいが起こります。
脳への血流は少しでも滞ると、めまいが起こってしまいます。
- 炎天下の下など
- 入浴後
- 激しいスポーツをした時
- 急に立ち上がった時 など
⇒お風呂上がりの吐き気や耳鳴りの原因は?めまいはなぜ起きる?
少し横になっておけば収まりますが、頻度が高くなっていく場合には病院を受診した方がよいでしょう。
貧血によるもの
血液中のヘモグロビンが一定値より少なくなった状態の事を貧血と言います。
貧血でも頭がふらふらしたり頭痛が起こったりします。
貧血には他にも次のような症状が見られることが多いので合わせてチェックしてみると良いでしょう。
- 顔色が悪い
- だるい・疲れやすい
- まぶたの裏が白くなっている
- 運動すると気持ち悪くなる など
⇒激しい運動後に吐き気や頭痛、めまいが起きる原因は?対策法は?
貧血は徐々に進行していくので見逃しやすく、また原因として子宮筋腫など隠れている場合もありますので、気になるような時は病院を受診しましょう。
低血圧によるもの
低血圧とは、最高血圧が100mmhg以下の人を主に低血圧と呼んでいます。
低血圧には他にも次のような症状があります。
- 顔色が悪い
- 人ごみで立っていると気分が悪くなる
- 寝つきが悪い
- 朝なかなか起きられない など
低血圧は貧血と似たような症状が多くあり間違えやすいですが、根本的な原因が全く違いますので病院で受診した方がよいでしょう。
これらが原因の場合は、「内科」がある病院を受診します。
内耳のトラブルによるもの
内耳にトラブルがあると平衡感覚を失いやすく、頭がクラクラする事があります。
メニエール病でもよく立ちくらみなどが起こります。
また大きな音に長時間さらされているとなりやすいので、注意が必要です。
- 長時間のヘッドフォン、電話など
- 寝不足、疲労
- 精神的なストレスによるもの
以上の場合は「耳鼻科」を受診しましょう。
月経前(PMS)によるもの
PMSとは月経前症候群の事で、生理前にだるい、気分がすぐれないなどの体調不良になる事を言います。
生理が始まると徐々に解消していくのですが、PMSでも頭がふらふらする事があります。
解消法として
- 半身浴でリラックスする
- カフェインやアルコールを控える
- ウォーキングなどで軽く汗をかく などがあります。
月経が始まると解消していくので、病院は受診しなくても良いかと思いますが、対処法としてサプリメントや漢方薬を飲むと改善がみられるでしょう。
ストレスによるもの
過度なストレスにより自律神経が乱れると、頭痛や頭がクラクラする事があります。
また女性の更年期障害により自律神経が乱れ、症状が出る事もあります。
自律神経を整える事がまず第一ですので、体を温めたり、横になったりなどリラックスする事が有効とされています。
あまりにひどい時には、「心療内科」を受診すると良いでしょう
眼精疲労によるもの
長時間のパソコンやテレビでの目の疲れから、頭がクラクラする場合があります。
首や肩のコリから血流が悪くなり、起こるようです。
他にも次のような症状があります。
- 光をまぶしく感じる事が多い
- 小さい字が見えにくい
- 目を開けるのがツライ など
眼精疲労の場合は、目を休める事が一番ですが、プロテインなどのサプリメントや、首のマッサージが有効だと言われています。
病院を受診する場合は「眼科」を受診します。
頭がくらくらする原因は本当にたくさんあり、また治療法も変わってきます。
立ちくらみやめまいの頻度が増えてきた場合はまず内科を受診し、診断に合わせて耳鼻科や婦人科など受診すると良いでしょう。
立ちくらみは酷くなると気を失って転倒したりして危ないので、気になる時には、早めに受診した方がいいでしょう。
ツボを押して予防するのも効果的です!