手足口病。発疹がでたりする病気ですが、かかってしまった人は大変ですよね。
まだその症状だけで済めばいいですが、強い頭痛が伴ったりする場合は、少し注意した方がいいかもしれませんよ。
もしかしたら、髄膜炎という危険な病気にかかっているかもしれません。
今回はそんな手足口病と関係の深い「髄膜炎」という病気について詳しく調べましたので、紹介していきたいと思います。
手足口病とはどんな病気?症状は?
手足口病とは人間の手や口の中に、水庖性の発疹が出るのが大きな特徴です。
発症原因は、ウイルス感染によるものです。
特に、夏場に小さなお子さんを中心に流行します。
夏休みの発症低が多く報告されています。
痒みを伴うことも多いのですが、おおよそ2週間ほどで治る場合が多いようです。
また、ベトナム、タイ、中国などアジア圏の国々での発症例も報告されていますので、日本だけの病気ではありません。
軽症の場合ですと、自然と治ることも多いため、特効薬などは特にありません。
ですが、特に大人の方が感染し、発症すると、頭痛を伴い、髄膜炎などと言った、脳にかかわる病気を引き起こしてしまい、重症化する場合もあります。
こうなると、自然治癒で対応すると言った方法は通用しなくなります。
また、長期化する恐れもありますので、やはり、最寄のお医者さんに診てもらうのが一番無難であるかと思います。
髄膜炎との関連性について
髄膜炎と手足口病の関連性について触れておきます。
まず、髄膜と言うのは、人間の脳にとって、大きな役割をしています。
つまり、頭蓋骨と、脳のクッションの役目をしているのが髄膜で、通常は3重構造になっています。
この髄膜に何らかのウイルスが感染してしまい、それが髄膜炎となり発症してしまいます。
一度髄膜炎を発症すると、高熱を伴い、吐き気なども併発します。
最近では、有名人の方も髄膜炎にかかってしまうなど、意外と私たちの身近なところで起こっている病気です。
そして、この髄膜炎と手足口病の関連を調べたところ、発症原因となるウイルスに共通性があることが分かります。
このウイルスの特徴は、髄膜と相性が良いことです。
その為、手足口病の発展形が髄膜炎であると言っても過言ではありません。
その共通性のあるウイルスの正体とは
そのウイルスの正体とは、「コクサッキーウイルス」と呼ばれるウイルスです。
このウイルスは、手足口病と、髄膜炎の発症原因となるウイルスです。
手足口病に感染後、しばらくしても頭痛や、熱が引かないと言った症状が続くのであれば、髄膜炎を疑ったほうが良いとされています。
このウイルスが、一度脳内の髄膜に侵入すると増殖を始めます。
その作用により、髄膜炎を発症してしまいます。
ですから、手足口病に感染後、すぐに治る気配が感じられない場合は、髄膜炎の可能性が高いので、すぐにお医者さんに診断をしてもらいましょう。
手足口病、髄膜炎はどれくらいで完治するのか
手足口病は、比較的軽症とされる部類の病気ですので、長引くことはないようです。
人にもよりますが、2週間程で発疹も消えていくようです。
発疹の跡も残りません。
それとは対象に、髄膜炎は長引くことが多いようです。
しばらくは外出も出来ません。
高熱、吐き気を伴い、長い方で一ヶ月程様子を見ないといけません。
その間、熱が引いてきたら快方に向かっていると言う証拠ですので、それまでは安静が必要です。
以上、手足口病と髄膜炎との関連性を紹介していきました。
とにかく、危険だと思ったら医者にかかるのが一番安全でしょう!