ふと気付くと、なんだか中指が痛い…?
よく使う指でもあるので、もしかしたらどこかにぶつけたのかも?使いすぎ?いろいろ思い付きますが、ぴんとした理由が思いつかないことも。
指の痛みや痺れは、日常生活を送るうえでとても厄介ですよね。
仕事や家事がうまくできなくなったり、食事やその他の動作もしにくくなったりと不便なことばかりです。
気になって病院へいこうにも、この痛み、そういえば何科に行けばよいのでしょうか?
突き指をした、など明確な理由があればすぐに浮かびますが、その他の場合は、なんだかどうしたら良いのかわからない場合も多いのでは?
今回は、そんな中指の困った痛みや痺れについて調べてみました。
自身の症状と比べながら、どれが一番当てはまるかチェックしていきましょう。
中指の痛み、原因は?何科に行けば良い?
まずは、外的要因が無かったか、もう一度思い出して見ましょう。
あとは、中指のみが痛むのか、それとも、その他の指や手首などにも痛みを感じるか。
そして、それは、強い痺れなのか、ズキンズキンと痛むはっきりとした痛みなのかも重要です。
さまざまな原因がありますが、基本的に、まず、整形外科へ受診し、レントゲンなどで指事態の異常を診てもらう方が良いでしょう。
突き指、骨折
まず、一番にあげられるのは外からの衝撃によって損傷を起こしている場合です。
指の場合、骨折は案外気付きにくかったりします。
私の知り合いも、骨折を気付かないまま数日過ごしていたことがありました。
あまりに痛みが引かないので、受診したら骨折だったり…。
突き指も、その時は大丈夫だと思っても数時間から数日後、痛みがぶり返すことがあります。
外からの衝撃を受けた記憶がはっきりとしているのならば、「あのくらいのことで突き指なんかするわけない」と思わずに、一度整形外科に足を運びましょう。
角度やタイミングによって、怪我をしている場合もあります。
⇒突き指の腫れが引かない?治らない期間はどれくらいが普通?病院には行くべき?
腱鞘炎(ばね指)
腱鞘炎と言うと、手首や腕の痛みを想像しますが、指に発症することもあります。
中でも、一番発症しやすいのは中指です。
この指の腱鞘炎、ばね指という症状になる事があります。
特徴としては、
- 指を動かす時に違和感があり、スムーズにいかない。
- 指を動かすと、指や手のひらに痛みを感じる。
というものがあります。
仕事などで酷使しすぎる事が主な原因とされていて、他にはホルモンバランスの異常や骨粗しょう症などの時も起こりやすいと言われています。
治療はまず、安静にすることです。
この病気は、指の酷使が原因ですので、まずは動かさずに、場合によっては固定して安静にするのが重要です。
注射や、鍼灸治療で痛みを和らげる方法もあります。
酷い場合は、整形外科を受診しましょう。
手術をしなくてはならない場合もあります。
⇒腱鞘炎が治らない!湿布の正しい貼り方と貼る場所は?冷やす方がいい?
へバーデン結節・ブシャール結節
女性に多いと言われているのがこの病気です。
手指が変形していき、痛みを伴います。
関節リウマチに似た症状で、2~3年で変形は止まり痛みも収まります。
第一関節の痛みをへバーデン結節、第二関節の痛みをブシャール結節と言います。
整形外科で診断をもらう形になりますが、変形を少しでも抑える治療法もあるようですが基本的には、高齢の方に多く起こる現象で放っておいても大丈夫、という判断なようです。
痛みのある部分にぐるぐるとテーピングをして、痛みが収まるまで待つの場合が多いようです。
頸椎症
頸椎症で中指の痺れが起こる場合があります。
首、背中の痛み、肩こり、頭痛など併発する場合は、脳神経外科へ行く事をおすすめします。
その時に、指に痺れがあることをしっかりと伝えましょう。
脳卒中、脳出血
脳の異常で、手の痺れが起こる場合があります。
腕全体な場合もあれば、指一本という場合もあるでしょう。
初期症状として、中指が痺れる、ということが多いそうです。
高血圧、不整脈の人は脳出血になりやすいと言われています。
不自然な痺れがある場合はすぐに病院へ行きましょう。
痺れの場合は、脳神経外科が良いと思います。
糖尿病
血糖値が高い数値を示すと、指が痺れることがあります。
すぐに、かかりつけの病院に相談しましょう。
痛みは整形外科、痺れは脳神経外科へ!
いくつかパターンはありますが、大まかに言うと痛みは整形外科への受診を、痺れは脳や頸椎の炎症の可能性がありますので、脳神経外科への受診をおすすめします。
しかしこれはあくまでも目安ですので、信用できる主治医がいる場合はまずはそちらに相談しましょう。
痺れはいつの間にか収まってしまうこともありますが、あまく見ずに、まずは病院へ行く事が早期発見の鍵です。