頭がしびれる、ということはありませんが?
締め付けられるような症状が続いたり、なんとなく不快感があったり、強い痛みではなくても気持ちの悪い物ですよね。
それが続くと、めまいがしてきたり、吐き気がしてきたりと様々な症状が出てくることもあります。
そんな頭のしびれ、果たして放って置いて大丈夫なのでしょうか?
いつものことだからと市販の頭痛薬を飲んで済ませてることはありませんか?
もしかしたらそのしびれ、大変な病気の前触れかもしれませんよ?
頭の痺れ、原因は?対策は?
緊張型頭痛
一番多いのがおそらくこの症状です。
頭痛には、緊張型頭痛と偏頭痛があり、片側がずきんずきんと痛む偏頭痛にたいして緊張型頭痛は、頭を締め付けられるような痛みが長く続きます。
まるでヘルメットをかぶってるような圧迫感があることからヘルメット頭痛と呼ばれることもあります。
頭痛とは言いますが、強い痛みなこともあれば、痺れるような圧迫感だけの時もあります。
1週間程度続くこともあり、原因としては辛い肩こりや眼精疲労、ストレスなどがあげられます。
まずはゆっくりとお風呂につかり、固く絞った暖かいタオルなどで目元を温めましょう。
暖かいシャワーで瞼の上から目や頭皮をマッサージしたりするのも効果的です。
あとは充分に睡眠をとりましょう。
脳の障害
脳出血や脳梗塞など、脳の病気で鈍痛のような頭の痺れが起きる場合があります。
多くの場合は、頭の他に手足の痛みや痺れなども併発して感じられます。
- 脳血管障害
手足の痺れも併発して起こります。
障害のある方向と反対側の手足が痺れたり、機能しにくくなるので、頭の痺れと併発して、片側だけ体に違和感をあったら要注意です。
高血糖、糖尿病、肥満などがある人は特にかかりやすいので注意しましょう。
- くも膜下出血
なんらかの理由で、くも膜と脳の間の血管が破裂した状態です。
特徴は強い頭痛の痺れで、吐き気を伴い嘔吐し、ほとんどの場合そのまま倒れてしまいます。
そうでなくとも、いつもと違う激しい痛みの場合はすぐに病院へ行きましょう。
どんどんと痛みが強くなる頭痛や、吐き気や手足の異常を伴う場合は迷わず病院へ行きましょう。
脳神経外科が良いでしょう。
頚原性頭痛
頭の背骨の関節機能が原因で、頭の痺れや頭頂の痛みなどが起こります。
むち打ち、寝違え、姿勢の悪さなどが原因で起こります。
頚椎椎間板ヘルニア
めまいや首のしびれも併発している場合、この病気が考えられます。
頭や首の他にも、腕や下半身にまでしびれが起こることもあります。
群発頭痛
20~30代の若い男性に多くみられ、毎日のように激しい痛みや痺れに襲われます。
1日1回から数回、主に睡眠時に起こります。
あまりにも激しい痛みのために、自殺頭痛という別名をもつ群発頭痛。
純酸素吸引や薬物療法などを行い、だいたい半年程度で完治します。
辛い症状ではありますが、治る病気ですので、必ず病院を受診しましょう。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時1時間に5回以上、10秒以上呼吸が停止する病気です。
低酸素状態になるため、朝起きた時に、頭のしびれや頭痛を感じることがあります。
身体の倦怠感や日中の強い眠気が症状として現われます。
内科、呼吸器科、耳鼻科、精神科などある程度どこの科でも診てもらえますので、おかしいなと思ったら罹り付けの医院を利用しましょう。
おかしいな、そう思ったらすぐに受診を
頭とは、とても大事な機関の一つです。
どうせいつもの頭痛だろうと、市販の薬を飲んで寝てしまうのでは無く、いつもと違うところは無いか、痛みは強くなっていないか、吐き気は無いか、痺れは無いか、よく自分の状態を確認しましょう。
そして、少しでもおかしなところがあれば、すぐに病院へ行きましょう。
その判断が、あなたや大切な人を助けることになるかもしれません。