おなかいっぱい食べすぎた訳じゃないのに、食事をしてしばらくすると胃がキリキリと痛みだす。
そんな時ありませんか?
また、吐き気があったり、おなかをくだして下痢になったり。
原因が分からないからどうしていいか分からなくて放置していませんか?
ただの胃痛と思っていたら、実は違っていた…という事があれば怖いですね。
そこで胃痛になる原因の病気はどんなものがあるのか色々調べてみました。
胃痛になる原因
昔から言われているように、腹八分目の量と野菜中心の食事が体に良いと言われており、度を超えた食事を続けると胃に負担をかけてしまい胃が荒れて痛くなってしまいます。
通常は、このような原因が多いのですが、病気が原因で胃痛が起こる事もあります。
どのような病気が原因で胃痛が起こる事があるのかいくつか紹介します。
胃炎
胃炎には“急性胃炎”と“慢性胃炎”の2種類があります。
みぞおち部分が痛んだり、吐き気やおう吐が起きたりします。
急に胃が腫れたり、ただれが起きてなるものを急性胃炎と言います。
原因としては、ウイルスや細菌などの感染やストレス暴飲暴食などがあります。
慢性胃炎は、いつも胃がもたれていたり、胸やけや“げっぷ”などの症状がよく出る事が特徴です。
原因としては、ピロリ菌が大きな影響を与えていると言われています。
病院を受診する場合は、内科や胃腸科で、内視鏡を使って胃の中がどのような状態かを確認して診断します。
治療法としては、薬(胃酸を抑えるものや胃の粘膜を強くするものなど)や食事療法や日常生活の改善などで様子を見ていきます。
胃がん
胃の粘膜が何らかの原因でがん細胞変化したものをいいます。
胃がんは、初期段階では自覚症状が少なく、胃炎と同じように胃の痛みや不快感があります。
ピロリ菌が大きく影響すると言われており、内視鏡で見て初めて発見される事が多いです。
食事がのどを通らなくなったり、体重が減ったりと自覚症状が出ている場合はがんが進行している可能性もあるので、早めに受診する必要があります。
胃がんはまず内科を受診し、そこから治療に入っていきます。
胃がんの治療は、がん細胞の摘出手術が行われますが、進行度によって摘出の範囲が変わってきます。
初期の胃がんであれば、内視鏡で直接胃の内側からがん細胞を摘出する手術が行われます。
食中毒
細菌やウイルスが食べ物の中に混入し、それを食べる事によって感染し、胃痛や吐き気、下痢などを引き起こす病気です。
細菌やウイルスは短時間で発症するものや、数日潜伏して発症するものなど様々です。
治療法は、脱水症状を防ぐための点滴や、抗生物質などの薬の投与などが主になります。
急性膵炎
急性膵炎とは、食べ物を消化・分解する酵素を作り出す膵臓が、色々な原因で活性化した酵素によって自分の膵臓を消化してしまい、色々な期間に障害を引き起こす病気です。
膵炎は自覚症状がほとんどないと言われており、異変に気付いた時には重症化している事がほとんどだと言われています。
胃炎と同じように胃の痛みや吐き気などに加え、背中にまで痛みが広がっている場合は要注意です。
膵炎もまずは内科を受診し、適切な科へ受診します。
死亡率が高い病気ですので早期の適切な治療が必要です。
何かおかしいなと思ったらすぐに受診するようにしましょう。
紹介した病気に共通して出やすい症状は、
- 胃痛
- 吐き気、おう吐
- 下痢
- 頻繁なげっぷ
などです。
安静にしていれば治りそうな症状ばかりですが、奥に潜んでいる病気があるかもしれませんので、まず内科を受診し、診察してもらうことが重要です。
急激に進行が進む病気もありますので、早期発見、早期治療に気をつけていきたいですね。
また、このような病気になるのは、ストレスも大きな原因と言われていますので、ストレス社会と言われている今、自分なりの解消法を見つけるとよりいいですね。
現代では生存率がグンと上がっている胃がん。
自分でも気をつけていきたいですね。