今女性に多いかくれ貧血。
貧血は別名“鉄欠乏性貧血”とも言います。
貧血と自覚している人は少ないと言われており、女性の約17%が貧血だと言われています。
症状は、疲れやダルさが取れにくく、動悸やや息切れ、急な立ちくらみなどが起こります。
また寒さを感じたり、顔色が悪くなったり、食欲が減退したりもします。
原因は、血中のヘモグロビンが減少し不足していることから起こります。
無理なダイエットやインスタント食品の多色などにより起こるものや、月経過多や消化管からの出血などにより欠乏するもの、また妊娠や授乳により一時的に鉄分不足になるものなどがあります。
貧血を解消するためには、鉄分が含まれた血液の量を増やすことにあります。
血を作るにはどうしたらいい?
健康のためには、体の隅々まで酸素や栄養素を運んでくれる血液がとても重要です。
その血液を作るためには、たんぱく質や脂質、ビタミンB1、B2、を摂取する事が必要です。
良質な栄養素は良質の血液を作りますので、サプリメントや薬だけに頼らず、普段の食事から摂取する事がとても大切です。
血液を作る栄養素が多く踏まれている食品
魚介類や肉類はもちろん、大豆などの豆類も良質の血液を作ってくれます。
定番と言われているホウレン草やレバーももちろんですが、シジミやパセリ、もやしなども血液を作ってくれます。
ヒジキや昆布、ワカメなどの海藻は鉄分だけでなく、ミネラルやカルシウムも多く含まれており、美肌効果も高いのでぜひ、積極的に取り入れたい食品ですね。
血を作る食品のレシピ
昔から言われているのは、ホウレン草の胡麻和えやヒジキの煮つけですが、他のレシピを紹介したいと思います。
一番貧血に良いと言われているレバーですが、匂いが強いので苦手という人も多いのではないでしょうか。
レバーは下処理さえしっかりしていればグンと食べやすいので是非挑戦してほしい食品です。
レバー丼
- 薄く切ったレバーを水でさっと洗い、牛乳に10分ほどつけて臭みを取る。牛乳につけたレバーをザルにあげ、水分を切っておく。
- 熱したフライパンにごま油を入れ、レバーを加えてしっかり炒め、最後に塩を少々振りかける。
- 焼肉のたれでレバーに味付けをする。
- どんぶりの上にちぎったレタスや千切りキャベツをのせ、その上にレバーをのせてごまを振りかける。
焼肉のたれは味がしっかりつくので、苦みや臭みをあまり感じず食べる事が出来ます。
炒めるときに千切りしたしょうがを少し入れて炒めても食べやすくなります。
マグロ納豆
- マグロ(刺身用)は一口大の角切りにして、醤油とからしであえる。
- 納豆は同封のたれと醤油をかけて混ぜ、マグロとあえる。
簡単でさっぱり食べれるので、夏場にぴったりのレシピです。
小さい子供がいる時はからしを外してもおいしくいただけます。
あさりのクリームチャウダー
- 玉ねぎ、ニンジンを1cm角に切る。
- 鍋にバターを熱し、玉ねぎを入れて透明になるまで炒め、次に人参を加えてさらに炒める。
- コンソメスープとあさりの水煮缶を汁ごと入れて、野菜が柔らかくなるまで煮込む。
- 牛乳を加えてひと煮立ちさせ、塩、コショウで味を整える。
寒くなる季節にピッタリのレシピですね。
また朝ごはんにもおススメのレシピです。
血を作る飲み物は?
血を作る食材を料理もいいですが、飲み物にしてしまうとより簡単に摂取する事が出来ますね。
では、飲みものはどのようなものがあるのでしょうか。
自分で鉄分を多く含む野菜などでスムージーにしても良いですが、今は鉄分が多く入った飲み物も多くあるので、時間がない時などはおススメです。
飲むヨーグルトや栄養ドリンク、野菜ジュースなども鉄分強化したドリンクがたくさん出ています。
貧血は軽く見られがちですが、放っておくと悪化した場合不妊になったり、固形の食べ物が飲み込めなくなったりと大変な事になる可能性が高くなります。
普段の食事に積極的に取り入れていきたいですね。