嘔吐恐怖症でも子育てできる?改善や克服する方法は?

有名な若手女優さんがカミングアウトしたことで広くしられるようになった嘔吐恐怖症

つい最近まであまり認知されていない病気でしたが改善すること、または完全に克服することはできるのでしょうか。

 

また赤ちゃんを育てる上で嘔吐・ゲップなどとは日常的に向き合っていかなければなりませんね。

嘔吐恐怖症をかかえたまま妊娠初期のつわりに耐えられるのか?

このままで子育てをやっていけるのかと不安に感じていらっしゃる方も多いことと思います。

 

 

嘔吐恐怖症になる原因は?改善することはあるの?

 

現在考えられている嘔吐恐怖症の主な原因は精神的なところにあるとされています。

身近にこういった症状の方がいない、また病名自体を耳にしたことがない人は食べ過ぎ・飲みすぎ、または胃腸の不調によるものではと想像してしまうかもしれません。

 

しかし嘔吐恐怖症の方が恐れるのは自分が吐いてしまうことよりも、それを連想させる場面や状況であることが多いのです。

「吐いてしまったらどうしよう」「誰かが吐く場面に直面してしまったらどうしよう」と先回りして不安を感じることで動機や強い恐怖心などの症状に襲われます。

 

これらは予期不安とよばれるもので、強迫性障害またはパニック障害の方にみられる症状です。

したがって治療の方法もそれら精神疾患と同じような方法でとられ、カウンセリングや必要なお薬を処方されることで改善に向かうことが確認されています。

 

嘔吐恐怖症でも子育てできる?

 

嘔吐恐怖症と向き合いながら子育てに励んでいらっしゃる方は少なくありません。

しかし赤ちゃんは毎日のようにゲップしますし、またミルク後にうまくゲップがでないとすぐに吐き戻してしまいます。

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こういった状況に日常的に向き合っていくことは決して楽ではないようです。

自分が病気であることを正しく自分自身が認識する、これを病識といいます。

ご自身に病識があり、改善を願うのであればやはり専門の医療機関を受診し、子育てに備えたほうがいいでしょう。

 

 

嘔吐恐怖症を克服した人たち

 

嘔吐恐怖症を克服した人たち、また現在克服しようとがんばっている人たちのお話をうかがいますと、ある共通点に気付きます。

心療内科等で処方されるお薬の容量をまもって服薬していくこともその一つなのですが、原因は過去の自分の体験・いわゆるトラウマに隠されているとされます。

 

このトラウマによって支配されている少し間違った自分の思考パターン、これを日々の生活や行動のなかで改善していくことが改善への近道だそうです。

 

お母さんであれば赤ちゃんの嘔吐を見ても「これはただのミルクと同じ!」と自分に認識させる。

通勤途中に嘔吐の不安に駆られる会社員・OLの方は少し早目の電車にのって「気分が悪ければひと駅前で降りればいいだけ」と落ち着かせる。

 

こういったこと(認知行動療法)を日々積み重ねていくことで、ある日気づくと「いつの間にか前よりマシになっていた!」と気付くことができるようです。

 

克服したい方はこちらの動画も参考になるはずです。

ぜひご覧ください!