なんだか目がかゆい、違和感がある、瞼が閉じにくい。
そう思って、鏡を診て見るとびっくり。
白目がぷっくり腫れている!なんてことありませんか?
びっくりして慌てて病院へ駆け込みたくなりますよね。
しかし、その症状とは裏腹に、実はもう少しだけ様子を見ても良い症状かもしれません。
白目が腫れる原因と対処法を調べてみましたので、自分の症状と比べながらチェックしてみましょう。
白目全体がぶよぶよする、結膜浮腫
白目全体がぶよぶよしてきたら、結膜浮腫という症状です。
白目の腫れの原因としては一番多い物で、まずはこれを疑った方が良いでしょう。
何らかの原因で目を擦ってしまい、目に細菌が入ってしまった時に起こります。
ですので、結膜炎になっていることがよくあります。
急に腫れて、時には瞼からはみ出すほど酷い時もあり、とても驚いてしまう人が多いです。
原因としては大きくわけて二つあります。
花粉症、ハウスダストなどのアレルギー
アレルギー物質が目に付着すると痒みを伴い、その結果、目を強くこすってしまいその結果細菌が入ってしまいます。
アレルギー症状が酷い場合は、他の眼科を受診し、点眼薬をもらいましょう。
痒みが強いので、こすらずにいるのはとれも難しいことですが、保冷剤で冷やすと少しはましになります。
あとは、爽快感の強い目薬を使用するのも良いでしょう。
しかし、気休めにしかならないので、症状の改善には病院へ行くのが一番です。
コンタクトレンズの使用
コンタクトレンズは、目に直接触れるものですので、なんらかの理由で目を傷つけてしまうことはよくあります。
角膜が剥がれてしまったり、ドライアイの原因になったり、小さな傷がたくさんついてしまったりとさまざまですが、時には、白目が腫れあがってしまうこともあるでしょう。
コンタクトレンズが合っていない可能性もありますので、コンタクトを購入する時に利用した眼科をもう一度受診して、自分に合うレンズを見つけましょう。
その他、目を擦ったりして傷つけてしまった時におきますのであらゆる理由が考えられます。
基本的には、そんなに驚くものでは無く、安静にしていれば、しばらくすれば腫れが収まりますので、擦らないように気をつけて目を瞑ってしばらく安静にしましょう。
あまりにも酷い場合は、眼科に行って中の液を出してもらう場合もありますが、すぐに症状は落ちつきます。
白目が一部だけ腫れあがった、結膜嚢腫
結膜浮腫と違い、一部だけ腫れるのが結膜嚢種です。
こちらは、結膜炎をおこしていることも少なく、痒みがあることもほとんどありません。
結膜浮腫ととても間違いやすいですが、違う病気です。
結膜浮腫は、白目全体に水が溜まってくるように腫れ、ぶよぶよと大きくなりますが、結膜嚢腫は、水泡のようなできものが、白目にぷっくりとできます。
原因は突発的なことがほとんどで、不明とされています。
良性のもので、放っておいても特に何かあるというわけではありません。
しかし、異物感が酷く、生活に不便をきたすので、治療した方が良いでしょう。
治療法は、水泡を切って、中のリンパ液を出す事です。
目を切るなんて、想像しただけで怖いですが、水泡を切ると、中のリンパ液がすべて出てくるので、それで腫れが収まるはずです。
もちろん、自分でやるのは大変危険なので、眼科へ行って治療してもらいましょう。
白目が腫れてきたらとりあえず安静に!酷い場合、治らない場合は受診を!
いかがでしたか?
白目が突然腫れあがるなんて、とても恐ろしい病気に感染してしまったような気がしてしまいますが、実は安静にしているだけで治るものがほとんどなのです。
私も、アレルギーで目をこすりすぎた時に体験しましたが、何が起こったかわからず、救急に駆けこもうかとすら思ってしまいました。
インターネットで検索して、目薬をさして1時間ほどで腫れはひいていきましたので、とても安心したのを覚えています。
しかし、油断も禁物です。
すぐに治らない場合、何度も繰り返す場合は、もしかしたら何らかの別の病気にかかっている可能性がありますので、念の為病院に行くのが良いでしょう。