特に体調が悪いというわけでも無かったはずなのに…。
ごく普通に食事をした後に、急に腹痛に襲われる!下痢になる!
こんなことってありませんか?
一度や二度なら偶然かも?食べたものが悪かった?そうかもしれませんが、いつも食事の度に腹痛と下痢に襲われてしまっては、嫌になってきますよね。
だからと言ってお腹は空くし…。
体調が悪いわけでもないから、仕事も勉強も運動もするわけで、食べないわけにもいかない。
食後に不調を訴えるくらいだから、なんとなく病院にも行きにくい…。
でも、もしかして、これって病気なの?
病気の可能性があるならば、病院へ行く気もおきるもの。
さて、食後の下痢や腹痛には、一体どんな原因が考えられるのでしょうか。
自分の症状と照らし合わせながらみていきましょう。
食後の下痢、腹痛、原因は?対処法は?
冷たい物や乳製品、乳酸菌の摂り過ぎ
ドリンクバーで冷たい飲み物をがぶ飲みしながら友達とおしゃべりをしたり、居酒屋で冷たいビールやカクテル、チューハイを飲みまくったり…。
なんてことに心当たりはありませんか?
私も実は、友達と食事をするたびにお腹を壊すなぁと思っていたのですが原因は、このドリンクバーでした。
つい、多く飲み過ぎてしまうんですよね。
暖かい紅茶やコーヒーに切り替えることで、防ぐ事ができました。
また、乳製品や乳酸菌飲料の摂り過ぎも腹痛の原因になります。
牛乳を飲むとお腹を下す、という人がいますが、これは体で牛乳に含まれる乳糖の分解がうまくいかないために起こる症状です。
ホットミルクにしてみたり、ゆっくりと噛みながら飲む事である程度防ぐことができます。
過敏性腸症候群
大腸の運動、及び分泌機能の異常で起こる障害です。
これに悩んでいる人が案外多く、食後の他にも、通勤の電車やバスの中、テスト中、会議中など、トイレに立つことのできない場面で起こりやすい為、他の腹痛や下痢と比べて一際辛く感じられます。
ストレスを受けると、胃が痛くなるという人が多いですが、過敏性腸症候群の人はそれがさらに大きく反応して腹痛を訴えます。
原因は、はっきりとはわかっていません。
しかし、いざという時の腹痛に悩まされている人は、別の病気の可能性もありますので、とりあえず内科や消化器科を受診してみると良いでしょう。
クローン病
若い男性に多く発症する、内臓に炎症を起こす疾患です。
口腔から肛門まで、どの部分でも炎症を起こす可能性があります。
原因は、ストレスや免疫異常など様々なことが言われていますが、不明とされています。
食事をすると下腹部に痛みが走り、水溶性の下痢になります。
基本的に、ほとんどの場合、手術での治療となります。
その他には、食事療法や投薬なども行われます。
消化吸収不良
胃腸の機能が低下していると、うまく消化吸収できずに、消化不十分のまま下痢として排出されます。
やせ型で腹筋が少なく、早食いで冷たい物や高カロリーをよく摂取する人に多いと言われています。
まずは、ゆっくりと噛んで食事をするように心がけましょう。
早食いは胃腸を弱める原因になります。
予防法はある?
消化不良を防ぐ方法としては、まずは、一日三回、決まった時間に食事を摂る事です。
ストレスや疲労が溜まっていて、胃に疲れを感じる人は、高カロリー高脂質のものや、夜食を控え、腹八分目の消化の良い食事を心がけましょう。
アルコールや煙草も極力控えましょう。
どうせただの下痢、と思わずまずは病院へ
食後に腹痛を訴えると言う事は、もしかしたらどこかに炎症を起こしているという可能性があります。
上にも様々な可能性を書きましたが、難病や重病である可能性も完全には否定できません。
腹痛も、過ぎ去ってしまえば大した事無かったとあまく見てしまいますが、病気の可能性がある以上、あまりに慢性的に続くようでしたら、一度、消化器科や内科を受診して見ると良いでしょう。