なんだか唇がおかしい、痛い、ヒリヒリする。
しびれが続いていたり、鏡を見たら爛れていたり、できものができていたり。
突然そんなことになったら驚いてしまいますよね。
この唇の違和感やできもの。
一体原因はどんなものがあるのでしょうか?
今回は、そんな唇の違和感について調べてみました。
唇の違和感、原因は?
唇の違和感と言っても、さまざまなものがあります。
腫れているのか、痛みはあるのかなど、チェックしてみましょう。
口唇ヘルペス
口の周りに水膨れができてしまう病気で、ヘルペスウイルスに感染することで起こります。
小さい頃に一度感染すると免疫ができて次回から軽く済む場合も多いですが、最近では幼少期に感染しない人も増えているようで、若い世代で酷くなる人も増えているようです。
ストレスを抱えていたり、風邪をひいていたりと免疫力が低下している時によく起こります。
皮膚科を受診するのが良いでしょう。
帯状疱疹
水ぼうそうと同じウイルスが原因で起こります。
水ぼうそうは多くの場合、幼少期に経験していると思いますが、一度治ったとみせかけて実は体の隅にまだ生きているのです。
そして、風邪やストレスなど免疫力が下がった時に発症します。
かつては50代以上が多かったようですが、近年では若い人にも見られるようです。
強い痛みがあり、全身どこにでも症状が出ます。
唇に出る場合も多いです。
アレルギー
特定の食品を食べた、また、リップクリームなどにアレルゲン物質が含まれていた場合、唇の腫れとして症状が出ることがあります。
直接アレルゲンに接して起こる場合と、摂取した事で起こる場合があります。
どちらにせよ、耳鼻科やアレルギー科などに行き、アレルゲンをはっきりさせる必要があります。
過去に行った血液検査は時間が経つと変化しますし、そもそも血液検査に出ないのにアレルギーを発症する事もあれば、出てもアレルギー症状が出ないこともあります。
なので、目安程度にしかなりませんので、状況や発症した時に接触したもの、食べた物をなるべく詳しく思い出し、耳鼻科やアレルギー科を受診して原因を特定しましょう。
ストレス
ストレスを感じると、自律神経の乱れを起こし様々な体の不調が出てきます。
その中の一つが、唇の痺れです。
腫れもありませんし、もしかしたら病院へ行っても異常なしと診断されてしまうかもしれません。
何か、大きなストレスを感じた時に症状が強くなるようであれば、ストレスが原因であることを疑っても良いでしょう。
しかし、ストレス以外にも原因はありますので、内科や耳鼻科など、診断を受けるまで病院を回るのも手段です。
カルシウム不足
低カルシウム血症という病気があります。
唇のしびれ、手足のしびれ、便秘や吐き気なども併発します。
もちろん、症状があまりに重い時には、サプリメントを服用するのも手段ですが、日頃の食生活に牛乳、乳製品、骨ごと食べる魚なども意識して摂取するこもが大切です。
脳障害
特に脳梗塞やくも膜下出血の症状として、唇の痺れが出ることがあります。
持続する強い頭痛も併発している場合は、特に注意が必要です。
その他にも、前兆として、視界がぼやけたり焦点が定まらない、吐き気がする、などもあります。
また、高血圧や肥満症など生活習慣病の方に多く発症すると言われています。
これらの特徴がみられる場合は、なるべく早く病院へ行きましょう。
皮膚に原因があるか、内因性のものか見極めを
いかがでしたか?
唇そのものの皮膚に原因があるものや、ストレスなど心因性が原因であるものなど理由はさまざまなことがわかります。
基本的に、腫れや痛みが強い場合は皮膚科を、腫れもないのに痺れか続いたりと言う場合は内科や耳鼻科を受診すると良いでしょう。