なんだかずっと脱力感が続いている。
そんなことはありませんか。
ただ、何もやる気が起きなかったり、中には、めまいや吐き気なども併発している時もあるでしょう。
では、一体、どんな病気が考えられるのでしょうか?
今回は、そんな脱力感に付いて、代表的なものを調べてみました。
続く脱力感、原因は?
寝不足、疲れ
疲労や寝不足が溜まっていると、だるさや無気力感として現われる事があります。
特に風邪などひいていなくても、吐き気や頭痛をおぼえることがあります。
あからさまに元気がない時はわかりやすいですが、寝ているつもりでも熟睡できていなかったり、仕事や、精神的な負担などで自分でもしらないうちに疲れを溜めこんでいることがありますので、原因のわからない体調不良が続きましたらとりあえずゆっくりと体を休めてみることも大切です。
貧血
だるさや脱力感のほかにも、顔色が悪くなったり、めまいがしたりすることもあります。
ふらふらとして、立っていることが困難になり、場合によっては倒れてしまう事もあるでしょう。
貧血を起こす原因としては、鉄分の不足から、血液の病気、悪性腫瘍までさまざまなものがあります。
簡単な診断としては、瞼の裏を見て、赤みがまったく無かったら貧血というものがありますが、正確な診断は病院へ行ってみないとわかりません。
立っていられないほどの貧血状態が続く時はなにかしら病気が隠れていることがありますので、はやめに医師の診断を受けましょう。
自律神経失調症
自律神経が乱れている場合、脱力感として現われる場合があります。
自律神経とは、腕や足など自分の意志で動かすことができる部分を管理している運動神経にたいして、内臓などの自分の意志で動いていない部分を管理する神経の事を言います。
その為、自律神経が乱れると、特に風邪などを患っていないのに胃腸などの内臓の不調や身体のだるさ、倦怠感、吐き気、めまい、動悸などが続く事があります。
女性ホルモンのバランスが乱れたり、ストレスが原因であることも多いので、原因をはっきりとさせ、漢方やカウンセリングなど自分に合った治療法を見つけて行く事が大切です。
うつ病
無気力、脱力感はうつ病の代表的な症状でもあります。
その他、自律神経が乱れていることもありますので、めまいや吐き気などが出ることもあります。
何もする気が起きず、特に午前中は、ぼーっとした状態が続き、部屋のカーテンを開けたり食事をすることも無い、という事が多いようです。
日常生活を送る事が困難になりますので、適切な医師の診断を受け、投薬やカウンセリングなど、自分に合った方法を見つけていきましょう。
また、うつ病は医師によって治療法が大きく違います。
場合によっては、悪化させてしまうこともありますので、家族の協力の元、自分に合った病院を見つける事が大切です。
慢性疲労症候群
検査しても異常が見つからず、しかし、慢性的に人よりも強い疲れや倦怠感、発熱や関節痛、筋肉痛、不眠、集中力の低下が続く病気です。
一見して、異常が見られない為、ただの怠けだと考えられてきましたが、近年、脳が炎症を起こしている状態の時、このような状態になることが発見されました。
原因は不明とされており、治療法は確立されていません。
全国でも、20万人程度の患者がいるとされています。
その他の疾患
その他、糖尿病や内臓の疾患、悪性腫瘍などの初期症状としても、だるさや脱力感はよくあげられます。
特に、悪性腫瘍など、わかりやすい初期症状が無いに等しい物は、慢性的な疲れや倦怠感が初期症状として上げられています。
いつもとは違う不自然な倦怠感を感じたら、とりあえず医師に相談してみることをおすすめします。
続く脱力感、さまざまな原因が、気になる場合は医師の診断を
いかがでしたでしょうか?
身体が感じる脱力感には、実にさまざまな病気が隠れていることがあります。
まずは、心や体の疲れかもしれないと考え、ゆっくりと体を休めてみましょう。
それでも、治らない場合は、何か大きな病気の前兆である場合も考えられますので、検査を受けて見ることをおすすめします。