後頭部が重いし鈍痛がある原因は?病気?吐き気やめまいもある場合は

 

なんだか後頭部が重い気がする…ずきずきと痛む…。

そんなことはありませんか?

 

時にはめまいがしたり吐き気がしたり、起きているのが辛いくらい酷い時もあれば、動けないことはないけれどもなんとなく辛い…と言った範囲までさまざまでしょうが、ずっしりと頭にのしかかるような頭痛は、それだけで辛いものです。

 

頭痛薬を飲んでみたり、眠ってみたり、いろいろな方法があると思いますが、実はその方法、あまり効果がないかもしれませんよ?

少しでも楽にするために、自分の症状と緩和する方法をチェックしてみましょう。

 

 

後頭部の鈍痛、原因は?どうすればいい?

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まず、痛みの種類を確かめてみましょう。

 

まるで、何かに覆われているような、ぎゅーっとした痛みなのか、ずきずきと脈打つような痛みなのか、話すのが辛くなるくらいの激痛なのか、それによって原因も対処法も変わっていきます。

 

緊張型頭痛

 

一番多いのが、緊張型頭痛です。

肩こりや首こりが慢性的にある人に起こりやすいです。

 

まるで、頭を何かに覆われているような鈍痛があることから、ヘルメット頭痛とも呼ばれています。

吐き気やめまい、時には発熱を起こすこともあります。

 

ストレスなど精神的なものが原因になる場合もあります。

 

仕事や勉強などで、ずっと同じ姿勢でいなくてはならない人や、デスクワークで、脳や目も酷使し、疲れているのに運動不足な状態だと、ストレスも相まって緊張型頭痛を起こしやすくなります。

 

また、デスクワークは、脳を酷使するためとても疲労しますが、運動をしていないため身体が疲れておらず、そのため、寝不足の原因になるとも言われています。

寝不足も、緊張型頭痛の原因になります。

 

そしてこの緊張型頭痛、頭痛薬が効きにくく、症状も1週間ほど続く事があります。

鈍痛に悩まされたら、血行を良くするのが一番の治療です。

 

まずは温めのお湯にゆっくりと浸かって疲れをとりましょう。

マッサージや、首や肩に蒸しタオルを当てるのも効果的です。

 

ストレッチやヨガなど、軽く身体を動かすと、筋肉も解れ、運動もできますので、眠りにつきやすくなるでしょう。

 

偏頭痛

 

偏頭痛で痛む場合もあります。

これは、ずきずきと脈打つように痛むのが特徴です。

 

緊張型頭痛は温めるのに対して、偏頭痛は冷やした方が良いと言われています。

経験がある人も多いでしょうが、緊張型頭痛はお風呂に入ると和らぎますが、偏頭痛はずきずきと酷くなる場合が多いです。

 

痛む部分を保冷剤で冷やして、しばらく横になるなど安静にしましょう。

緊張型頭痛よりも短時間で治ります。

 

偏頭痛は、慢性的に起こる人も多く、その度に頭痛薬を服用していると、薬物乱用頭痛という症状を起こす場合もあります。

辛いでしょうが、大事な仕事があるなどどうしても、という時以外は、なるべく薬を頼らず治すようにしましょう。

 

 

後頭神経痛

 

後頭部にある、喉頭神経が何らかの理由で刺激されて痛みが起こります。

耳の後ろや後頭部、頭全体と様々なところが痛む可能性があります。

 

ズキズキと痛み、雨の時などに痛む場合もあります。

原因は、長時間同じ姿勢でいることや、ストレスが原因と言われています。

 

筋肉の緊張をほぐすことが大事であるため、温めたりして血行を良くする事が効果的と言われています。

 

脳神経外科で、治療を受ける事ができますが、後頭神経痛と診断され、あきらかなストレス要員がある場合はカウンセリングなどを受けてストレスを少しでも緩和させましょう。

 

くも膜下出血

 

恐ろしいのが、これら脳出血や脳卒中の前触れである場合です。

くも膜下出血は、激痛が伴い、急に嘔吐するなどの症状もあります。

 

脳に出血がある場合の頭痛は、時間を増すごとに酷くなり、良くなる事はありません。

酷い痛みに吐き気、嘔吐、そして悪化していく場合は、迷わず脳神経外科のある大きな病院へ行きましょう。

 

動けない場合は、救急に連絡しましょう。

 

頭痛は怖い病気の前触れかも?おかしいと思ったらすぐ病院へ

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いかがでしたでしょうか?

頭痛を患う人はとても多く、そのほとんどは、心配するような症状ではありません。

 

しかし、中には、命に関わる病気が潜んでいるのも事実です。

素人判断はせず、おかしいな、と思ったらすぐに病院で診断を貰うようにしましょう。

 

脳出血は、時間との勝負です。

明日行こう、と思っては手遅れになる場合も多いのです。

 

こんなことでと思わずに、すぐに判断することが大事です。