休日、日頃の疲れを取るためにぐっすり寝ていたら、気がついたらお昼!
なんてこと、よくありませんか?
特に仕事の疲れが多ければ多いほど、全身疲れてて起きることができない、なんてことありますよね。
でも不思議なもので、疲れは眠れば取れると思っても、眠れば眠るほど起きた時にぐったりとしていることもありますよね。
そんな人は正しい睡眠をとれていないか、もしくは病気の可能性もあります。
寝過ぎてしまう原因や、正しい睡眠方法を知って行きましょう。
寝過ぎてしまう!原因は?
日頃の寝不足
休日に、どうしても起きられない!と言う人は、日頃から寝不足の可能性があります。
基本的には、心配する必要はありませんが、仕事や学校の前日に夜遅くまでゲームやパソコンを開いているなど、治せる原因がある場合は、治しましょう。
毎日の睡眠が、健康にはとても大切です。
加齢
加齢と共に、眠りの質が悪くなる傾向があります。
夜中の頻尿も原因になり得るので、医師と相談しましょう。
また、寝酒や寝る前に緑茶などカフェインを摂取することも、眠りの質の低下に繋がりますので注意しましょう。
過眠症
過度に眠ってしまう、睡眠障害の一つです。
どんなに眠っても日中とても眠くなってしまう、というのが特徴です。
仕事や車の運転、勉強、家事や育児など日常生活に支障が出てしまいますので、おかしいと思ったら、睡眠外来を利用しましょう。
日中、強い眠気に襲われ短期間で昼寝を繰り返す「ナルコレプシー」
頭痛など自律神経の乱れも見られ、日中、1時間以上眠りこんでしまう「特発性過眠症」
18時間以上の長い睡眠が、前触れ無く突然発生する「反復性過眠症」などがあります。
もともと長い睡眠時間が必要な体質
人の睡眠時間は、7時間半程度が適切と言われていますが、これは一般論で、必ずしもそうとは限りません。
人によって、適切な睡眠時間は様々で、中には、10時間以上の睡眠を必要とする人もいます。
日中眠くなったり、起きた時に頭が重いなどの不調が無ければ、その睡眠時間が適切だと言う事なので、特に気にする必要はないでしょう。
非定型うつ病
うつ病と言えば、不眠をイメージする人が多いですが、それは従来の定型のうつ病の特徴であり、最近増えている非定型のうつ病では、過眠傾向にあります。
人の言っている事が常に悪口に聞こえたり、感情の起伏が激しく、すぐに落ち込んでしまったり、逆に嬉しい事があると、興奮状態になりテンションが上がり過ぎてしまったりという特徴があります。
おかしいな?と思ったら精神科を受診してみましょう。
過眠を防止するには日頃から質の良い睡眠を、方法は?
過眠傾向にある人の多くは、質の良い睡眠がとれていない場合があります。
質の良い睡眠に大切なことは?
- 寝る前にコンビニなど明るい場所には行かない。
明るい場所は興奮状態になり眠りを妨げます。
- 寝る前には食事を取らない。
胃腸が活動している状態では、深い眠りにつきにくいです。
- スマートフォンやパソコンからは寝る1時間前には目を離しておく。
- 日中、適度な運動をする。
デスクワークの場合、脳はとても疲れていますが、身体が疲れていないため眠りにつきにくい場合があります。
- 寝酒やカフェインの多い飲み物は控える。
- 熱過ぎるお風呂。
42度を超えるお風呂は交感神経を刺激して、睡眠を妨げます。
さわやかな寝起きに必要なこと
- カーテンを開けて眠る。
- 寝起きに朝日を浴びる。
- 蛍光灯をつけて部屋を明るくする。
朝日を浴びる事で、身体が起きる体制になります。
- 寝起きのストレッチ
などで、身体をリセットして、良い寝起きになります。
質の良い睡眠を目指して、過眠の解消へ!
いかがでしたか?
過眠の原因は、そのほとんどが日頃から質の良い睡眠がとれていない事が原因です。
そのため、長く寝ないと適切な睡眠量が稼げなくなってしまうのです。
しかし、他にも何かおかしいな?というところがあったら、何かの病気の前触れかもしれません。
生活に支障をきたすほどのことであれば、睡眠外来や精神科に相談に行ってみましょう。