なんだか耳が痛い…そう思って耳を触ってみると、腫れている!
そんなことってありませんか?
ピアスを開けていれば、もしかしてそこから何か、細菌に感染してしまったのかも?と思うかもしれませんが、何もしていない場合、心当たりが無いだけになんだか不安になってきますよね。
もしかして何か悪い病気なのかも?
そんなことも思ってしまったり。
では、この耳たぶの腫れ、原因は一体どんなものがあるのでしょうか?
痛い耳たぶの腫れ、原因は?何科に行けばいいの?
まず、耳たぶが腫れることで、命に関わるような病気に感染している、ということはあまりありません。
多くは、耳の皮膚が炎症を起こしているので、炎症が耳の中に達しているようならば耳鼻科に、耳たぶ部分にできものができているようならば皮膚科を受診すると良いと思います。
粉瘤
耳たぶに、しこりのような腫れができて痛む場合、この粉瘤が考えられます。
粉瘤は、体のどの部分にもできます。
なので、当然、耳たぶにできることもあります。
粉瘤とは、本来、老化すると剥がれ落ちる老廃物が、皮膚下にある袋状の部分に溜まってしまい、しこりのような腫れができてしまうものです。
押すとドロドロとした、悪臭を放つ液体が出てきます。
数ミリから1cm程度の腫れであれば放っておいても問題はありませんが、痛みが伴い、腫れが気になるならば皮膚科を受診しても良いでしょう。
簡単な手術で取り除くことも可能です。
なんらかの理由で断続的に、その箇所に刺激を与え続けるとできやすくなると言われています。
痛風
足の親指の付け根などに発症するイメージが高い痛風ですが、実は、耳たぶにでることもあります。
痛風とは、尿酸が結晶化し、それにより激痛を伴う病気です。
初期症状としては、軽いしこりのようなものが、発症箇所に現われます。
足よりも、耳たぶの方が、この腫れに気付きやすいでしょう。
しかし、世間のイメージもあり、なかなか耳の腫れがイコール痛風とは考えにくくもあります。
そして、その米粒大の小さなしこりが、だんだんと肥大化し、最終的には痛風に繋がります。
風がふいても痛い、などと表現されるように、激痛です。
発症する9割が男性とされていますが、女性も発症します。
尿酸値の高い方は、日頃から食生活に注意しましょう。
なかなか、素人判断では分かりにくいですので、皮膚科をまず受診するのが良いと思います。
耳介骨膜炎
耳介が炎症を起こし、それが耳たぶまで広がってしまう症状です。
原因としては、外的要因が大きく、虫さされなども原因になります。
細菌感染ですので、放って置くと、酷くなる場合があります。
早めに受診をしましょう。
虫さされ
寝ている間に、蚊やダニに刺されてしまうと、なかなか気付きにくいものです。
痒みを伴うので、すぐに判断がつくとは思います。
しかし、あまり腫れあがってしまったようならば、先の耳介骨膜炎を起こしていることもありますので病院へ行きましょう。
耳鼻科で良いと思います。
ピアス穴の化膿
ピアスを開けている場合、多くの原因がこれでしょう。
完全に、穴が綺麗に開いている状態でも、穴の中に老廃物がたまったり、何かの拍子に化膿する事もありますので注意が必要です。
多くが心配の無い症状、しかし、念の為病院へ
先で書いた通り、耳たぶの腫れはその多くが、命に関わるような緊急性の無い症状ではあります。
しかし、放っておいて自然に回復するような病気ではない場合もあります。
それは素人では判別付きにくいので、必ず専門医を受診しましょう。
化膿も酷くなれば対処の難しい症状になるのです。