歯茎になんだか違和感がある。
そんなことはありませんか?
なんとなく違和感があるという程度のものから、腫れてしまったり、血が出てきたり、酷い時は食べるのにも苦労したりと、生活に支障が出てしまうこともありますよね。
さて、この歯茎の違和感、食べられないほど腫れてしまったならともかく、違和感程度なら病院に行くべきか悩んでしまいますよね。
今回は、そんな歯茎の違和感について、考えられる代表的な病気を調べてみました。
歯茎に違和感、原因は?
虫歯
まず、考えられるのは虫歯です。
口の中の細菌が、糖から酸を作り、その酸が歯を溶かしていく症状です。
冷たい物や甘い物を食べると酷く痛みますが、初期の頃は、しばらくすると治ります。
歯に何か挟まったような違和感や、なんとなく重く感じるような症状から入る事もあります。
酷くなると、慢性的に痛みが続いたり、腫れてしまうこともあります。
初期のころは、痛みを感じないこともありますが、その頃に発見し治療できれば良いのですが、自覚症状が無いと気付きにくいものです。
定期的に歯石を除去したり、検診を受ける事が、早期発見の鍵になります。
歯科治療は、痛みが強くあまり良いイメージが無い人も多いですが、最近では削らない治療を実践している歯科医院も多く、そこまで激痛が走るものでは無いようです。
しかし、なるべく悪化してから歯医者へ行くのは避けたいものですね。
歯周病
虫歯と並んで、歯科の二代疾患の一つに数えられます。
歯周ポケットと呼ばれる、歯と歯茎の隙間から細菌が入り、歯を支えている骨を溶かしてしまいます。
歯茎が赤く腫れ、歯磨きなど、僅かな刺激で出血するようになります。
そのうち、歯がぐらぐらと揺れ、酷くなると歯が抜け落ちてしまうこともあります。
定期的に歯科検診をして、その時に歯石をとってもらうようにしましょう。
それだけでだいぶ予防することが可能となります。
また、デンタルフロスなどを使うのも良いでしょう。
正しい歯磨きは虫歯の予防にもなります。
実際、原因の一つに虫歯があり、虫歯を予防することも歯周病の予防に繋がります。
咬合性外傷
噛み合わせが原因で起こります。
痛みに発展する前に、長期に渡り、歯の違和感があります。
気付いたら早めに歯科へ相談しましょう。
愕関節症
顎が開閉しにくくなったり、ぱきっと音がすることもあります。
こめかみあたりにしこりのようは腫れが起こる事もあり、歯茎に違和感を覚えることもあります。
口腔外科へ相談しましょう。
歯ぎしり
歯ぎしりをする癖がありますと、ずっと歯に力を入れている状況になりますので、朝起きると歯に違和感があるのです。
ストレスや疲れがたまると起こりやすいという人もいます。
もし、朝起きて違和感があったら歯ぎしりを疑ってみましょう。
愕関節症の原因にもなります。
歯科心身症
ストレスや疲れ、様々な原因によって、全身症状が出てきますが、その内の一つに口腔の異常が出てきます。
歯の痛みや知覚過敏、口の渇きなど、その症状はさまざまです。
同時に、胃腸の不良や頭痛、耳鳴り、めまい、ドライアイ、肩こりなども出てきますので、全身症状を判断できない医師ですと、診断が難しいとも言われています。
異常なし、と言われたら納得いくまで他の病院を周ってみましょう。
頭痛などの症状と併せて起こっている時は、内科などでその相談をして、歯の違和感もあることを伝えてみるのも良いです。
まずはしっかり歯磨きと月に一回程度の歯科検診
虫歯や歯周病は、自然治癒するものではありません。
歯は失ったら二度と生えてこないのです。
定期的に、歯科へ通い、定期健診や歯石の除去を行い、なるべく虫歯や歯周病を予防しましょう。
そして健康な歯で、過ごせる時間をできるだけ長くできたら良いですよね。