足の付け根になんだか違和感がある。
ピリピリする、痛みがある、こんな経験ありませんか?
様々な原因がありますが、案外、この症状に悩んでいる方は多いようです。
健康状態や性別によって、さまざまな可能性が考えられます。
今回は、その中でも代表的なものを調べてみました。
自分の症状に、一番近いものは何か考えてみましょう。
足の付け根の違和感、原因は?
姿勢や歩き方が悪い
こんな原因で、足の付け根に痛みを感じる事があります。
主に、常に前のめりになっていたり、片方に常に体重かかかっている状態になってしまっている方に多いようです。
歩き方も原因の一つです。
姿勢を正して、一カ月程度で治る場合もあります。
酷い時は、整形外科を受診してみましょう。
生理中、生理前
女性特有のものでありますが、生理前になると足の付け根に痛みを覚えることがあります。
これは、排卵痛だと言われています。
特に腫れなどもみられません。
チクチクとした痛みで、それだけであれば、病院に行くかどうかはしばらく様子を見ても良いでしょう。
妊娠中の痛み
妊娠の初期症状でも、このチクチクとした痛みを感じることがあります。
しかし、特に腫れなども無く、症状は非常に生理前の痛みと似ていますので、区別するのは難しいです。
心当たりがあるのであれば、検査を受けに行った方が早いでしょう。
その他の主な、妊娠初期症状は、
- 頭痛、めまい、立ちくらみ
- 苛々したり、落ち込んだりする
- 風邪のような症状
- 吐き気、胃痛
- 下腹部、鳩尾などの痛み
- 腰痛
- 倦怠感
- 足のむくみ
など、非常に多くの種類があり、これも個人差があります。
まったく出ない、と言う方もいれば、悪阻に苦しむ方もいます。
なので上記でも言いましたが、検査を受けた方が早いです。
また、妊娠中期や後期にもこの痛みが出る場合があります。
これは出産に向けて、骨盤がだんだんと開いてくるために痛み感じるのです。
骨盤内うっ血症候群
生理の一週間前くらいに、足の付け根、下腹部、腰のあたりに強い痛みを感じます。
しかし、卵巣や子宮にも異常が認められない為に、診断がくだらないこともあります。
原因ははっきりとはわかっていませんが、ホルモンのバランスが崩れることによって骨盤内の血液の流れが悪くなることが原因ではないかと言われています。
主に特徴は
- 生理の一週間前あたりに強い痛み
- 生理が始まると痛みが無くなる
- 起床直後に痛むことが多い
- 痛み止めが効きにくい
- 卵巣や子宮に異常が認められない
などがあります。
これらの症状があり、病院を受診しても診断がおりず症状も改善されない場合は別の病院を納得いくまで受診した方が良いです。
診断がくだりにくい病気です。
前立腺炎
主に、女性の病気を紹介してきましたが、男性でもこの足の付け根の痛みを感じる場合があります。
原因の一つに前立腺炎があります。
さまざまな種類がありますが、特に痛みが現れるのは慢性前立腺炎です。
足の付け根、下腹部に強い違和感があり、腰痛や頻尿、尿道の違和感などもあります。
細菌性の場合は、高熱を出す事もあり、抗生物質の投与などで治療していきます。
慢性のものですと完治まで時間のかかるものもありますので、早めに医療機関を受診しましょう。
リンパの腫れ
足の付け根にはリンパ節があります。
リンパ節に細菌が入った、または悪性腫瘍が原因で腫れてしまい、結果、違和感や痛みが出ることがあります。
リンパに炎症がある場合ですと、熱をもって腫れますが、悪性腫瘍が原因ですと痛みは無く、表面がつるつるとした固いしこりになると言われていますが、しこりが大きくなると周囲に炎症を起こしますので一概にそうとは言えません。
腫れている、しこりがあると思ったら早めに医療機関を受診しましょう。
リンパ節の腫れは、耳鼻科が専門なのでそちらを受診すると良いでしょう。
男女で違う対処法、腫れがある場合は早めの受診を
いかがでしたでしょうか?
女性の場合、生理前の症状のこともありますので、痛みがそこまで酷くない場合はしばらく様子を見ても良いでしょう。
妊娠がもう分かっている場合でも同様です。
しかし、男性の場合は、炎症がある場合もあります、そして男女共に、腫れが認められる場合も、早めに医療機関を受診しましょう。