なんだか鼻が痛い、そんなことはありませんか?
鼻の中に何かできものができている、赤くなっているというような、鼻の中の粘膜が痛むものから、鼻の奥がじんじんとする感じがしたり、鼻水が出てきて呼吸がしにくくなったりとさまざまなものがあります。
今回は、そんな鼻の痛みについて代表的な調べてみました。
自身の症状と照らし合わせながら、近いものを探して見ましょう。
鼻の痛み、原因は?
鼻炎
- 急性鼻炎
鼻の粘膜がウイスルなどに感染し、炎症を起こす病気です。
水のような鼻水が出てきて、悪化すると呼吸が苦しくなるほど鼻がつまったように腫れてしまいます。
辛い鼻詰まりを感じ、頭痛を起こす事もあります。
- 慢性鼻炎
なんらかの理由で、慢性的に鼻が詰まった状態にあることを言います。
鼻の付け根あたりに鈍痛を感じます。
頭が重く感じ、集中力の低下の低下が診られます。
風邪
風邪で、鼻詰まりを起こす事もあります。
鼻をかむ回数も多くなり、炎症を起こし、痛みが起こることもあります。
鼻と口の間あたりが、腫れて痛むこともあります。
多くの場合、鼻詰まり以外の症状もありますので、わかりやすいと思います。
鼻の症状が目立てば耳鼻科でも良いですが、内科を受診しても良いでしょう。
アレルギー
鼻詰まりがあれば、痛みを感じる可能性も高くなりますので、アレルギーで鼻が腫れてしまったり、鼻水が多く出たりすれば痛みを感じることもあります。
原因を特定してもらい、アレルゲンを避けると共に、どうしても避けられないものの場合は、薬を処方してもらいましょう。
蓄膿症
副鼻腔という、空気が入っているところに粘膜や膿が溜まり発症する病気です。
一時的なこともありますが、これが慢性化すると蓄膿症となります。
特徴としては、鼻の他に、歯や眼の痛みを感じることもあり、嫌な臭いがしたり、頭痛を併発する、などの症状もあります。
悪化すると、手術が必要になる場合もありますので、なるべく早めに耳鼻科を受診しましょう。
鼻全庭炎
鼻の入り口の内側が炎症を起こすことです。
鼻を擦ったりすることで、鼻毛の付け根から細菌が入り炎症を起こします。
鼻毛を自分でピンセットや指で抜く方がいますが、あれも炎症を起こす原因になります。
お手入れをしたい場合は、専用のはさみで切る、などなるべく抜かない方が良いです。
痛みを感じますので、つい触れてしまい、症状を悪化させる場合があります。
放っておいて治ることもありますが、やはり、耳鼻科を受診するのが一番良いと思います。
軟膏等を塗る事で、治りを早くする事ができます。
上顎がん
考えられる病気の中で、一番恐ろしいのが、がんです。
鼻が痛い、という症状の他にも、鼻血が出る、悪臭のする鼻水が出る、歯が痛い、などの特徴があります。
嗅覚が鈍くなり、視力が低下して、頬のむくみが出てきます。
これらの特徴の中には、蓄膿症の症状と非常に似ているものもありますので、おかしいなと思ったらすぐに病院へ行く事をおすすめします。
たいしたことはない、そう思わずに、一度しっかりした検査を
鼻が痛い、鼻が詰まる、などの症状は、どうせ風邪だろう、アレルギーか何かだろうと思って放っておいてしまいがちです。
鼻炎や風邪であっても、治療しなければ治りは遅くなってしまいますし、アレルギーでしたら原因を特定することで症状を緩和することがあります。
そして、何よりも、中には、蓄膿症、そしてがんなどのおそろしい病気が隠れている事もあるのです。
鼻の痛みでまさか、がんなわけがない、と思ってしまいがちですが、もしものことがあります。
早期発見はすべての病気を、早期治療する鍵になります。
慢性的に鼻詰まりがあると慣れてしまいがちですが、億劫に思わずに、一度しっかりと病院に行き、原因を特定してしっかり治してみましょう。