夜中に突然、激しい腹痛が!
こんな体験をしたことがある人、多いのではないでしょうか。
明日の仕事や学校があるのに、下痢が酷かったり、中には嘔吐してしまい場合もあり、眠るどころでは無くなってしまったり。
この夜中の突然の痛みは、朝にまで影響する場合もあれば、夜中だけ痛いという状況が頻繁に続く時もあります。
今回は、そんな夜中の胃痛について、主な原因について調べてみました。
夜中の突然の胃痛!原因は?対処法は?
身体を冷やしたことによる腹痛
夜中に布団を蹴ってしまった、お腹を出して寝ていた、などが原因で腹痛が起きる事はよくあります。
子どもに多いですが、大人だってなることはあるでしょう。
一時的に酷い下痢に悩まされることもありますので、暖かくして、可能であれば、白湯を飲んだりして身体を温めてみましょう。
風邪
風邪が原因の場合もあります。
様々な症状が出る風邪ですが、もちろん胃痛や吐き気が起こる事もあります。
この場合、朝になっても快復が見込めず、発熱や倦怠感、咳や喉の痛みなども併発する場合があります。
風邪症状はほとんど出ていなくとも、倦怠感がある場合は念の為病院へ行きましょう。
悪化してからでは治りにくくなってしまいます。
逆流性食道炎
胃酸過多などが原因で、胃から食道に胃液が逆流する病気です。
その為、胃痛や息苦しさを感じます。
近年、若い人に多く、高脂質な食事や不規則な生活習慣、そしてストレスが原因としてあると言われています。
横になると、痛みや苦しさが増す、という特徴もあります。
逆流性胃腸炎の特徴としては
- 鳩尾のあたりに感じる胸やけ。
- 横になった時や食事中に、胃酸が逆流しているのを感じる。
- 喉の不快感、咳や掠れ声
- ゲップが多い。
- 胃の不快感。
などの特徴があります。
横になったり、寝ようとすると苦しさを感じますが、日中活動している時は、平気な場合も多いです。
日頃から、そう言えば、と思い当たる事があれば、一度、消化器科など受診して見ると良いでしょう。
十二指腸潰瘍
夜中の痛み、という事は、食べ物がすべて消化してしまった後に痛みを感じているということです。
これは、十二指腸潰瘍の特徴の一つです。
空腹になった時、つまり夜中や朝方に突然、痛みに襲われます。
他の主な特徴としては、
- 食欲不振
- 胸やけ
- 下腹部の違和感
- 口臭
などがあります。
悪化してくると、背中の痛みも感じるようになります。
原因としては、ストレスが上げられており、若い人もよく罹る病気です。
放っておいて良い病気では無いので、何かしら当てはまるものがありましたら、すぐに消化器科を受診しましょう。
ストレス
強いストレスは、様々な症状の原因に繋がりますが、主に、内臓機能を管理している自律神経を乱れさせますので、特に一番打撃を受けるのが胃腸です。
夜中、次の日のことを考え込んでしまい、眠れなくなったり、そうでなくとも昼間負担をかけていますので、さまざまな要因が重なって腹痛という形で症状が現れることもあります。
内臓に負担をかけていますので、吐き気や下痢を併発する事もあります。
慢性的な場合、昼間もよくストレスを感じると起こる、という時は、過敏性腸症候群という病気である可能性もあります。
その他の疾患
我慢できないほどの激しい腹痛が続く場合や、激しい嘔吐を繰り返す場合は、食中毒や腹膜炎など、そのままにしておくと命に関わる場合もありますので、症状が激しい場合は、すぐに病院に行くようにしましょう。
一刻を争う場合もあります。
慢性的に続くようならば、一度病院へ
いかがでしたか?
夜中の腹痛はよくあることで、一時がまんすれば治ってしまう事もよくあります。
しかし、それが慢性的であったり、習慣的な場合は、何か別の病気が隠れていることもありますので、一度、消化器科や罹りつけ医で検査を受けてみましょう。