毛を抜いたり、抜けてしまった時、ふと見ると、毛根に黒や白の塊がついていることがありませんか?
黒かったり、白かったり、また付いていなかったり。
これって一体何なのでしょう?
付いている時と付いていない時があると特に、もしかして、何かの病気なの?と心配になってきますよね。
今回は、そんな毛根の塊の正体は何か、調べてみました。
まずは、その塊は白いですか?黒いですか?
それによって、違う物になってきます。
白い塊の正体は?
毛を抜いた、または抜けた時についている白、または半透明の塊の正体。
多くは「毛根鞘」と呼ばれるものです。
これは、毛根を覆っているもので、特に心配する必要はありません。
毛根鞘は、成長途中の毛についているものですので、寿命を終えて自然と抜けた髪にはついていません。
ですので、白い、または半透明にものがついている場合とついていない場合があるのです。
白い塊がたくさんついている時は危険?
基本的に、毛根鞘は心配する必要のないものですが、毛根を覆っている程度のものではなく、多めについている場合は、皮脂の過剰な分泌や毛穴の汚れがついていることがあります。
頭皮の皮脂が増えると、抜け毛が増えてしまい、薄毛の原因になります。
髪の毛だけではなく、頭皮部分を指の腹を使ってしっかりと毎日洗浄し、清潔頭皮を清潔に保ちましょう。
しかし、爪を立てたり過剰に洗うと、頭皮を傷つけてしまい、それも痒みやふけ、そして抜け毛の原因になることがありますので注意しましょう。
皮脂を多くする原因は?
白い塊が大きなものであったり、また、粘性の液体がついていることもあります。
これらを防ぐ、または改善する為には普段の生活習慣を治すことが大切になります。
原因としては、
- 睡眠不足
- カラーリングやブリーチ、パーマなどを頻繁に行っている。
- 高タンパク高脂質のカロリー過多の食生活。
- 洗髪をまめに行わない、もしくは不十分のため皮脂が酸化している。
- シャンプーが合っていない。
- ホルモンバランスや自律神経の乱れ、原因の一つとしてストレスもある。
- 脂漏性皮膚炎
などが上げられます。
普段の生活を省みて、原因に心当たりが無いか考えてみましょう。
思いつかない場合、痒みが強い場合などは、皮膚に何らかの異常が生じている可能性もありますので、皮膚科を受診してみるのも良いでしょう。
黒い塊は危険信号?
まずは、毛根というものは、少し膨らんでいるものです。
しかしその先は大体、白くなっていたり透明であったりします。
そして、毛根が黒い、という事は、切れ毛になってしまっていると言う事です。
問題がないこともありますが、髪が明らかに弱っていると感じる時、最近抜け毛が多いと感じる場合は要注意です。
薄毛が進行している場合もあります。
- 脱毛症
- 内臓系疾患
- 頭皮異常
などで髪が弱っていると、黒い毛根の抜け毛が多く発生する場合があります。
脱毛症
前頭部や頭頂部が薄くなってしまいます。
これがはじまると、毛根が弱るため抜けてしまい黒い毛根になります。
内臓系疾患
ホルモンを分泌する器官などに異常があると、毛根が黒いまま抜けてしまい事があります。
症状の一つとして現われるので、他に併発している異常がある場合は疑いましょう。
頭皮異常
皮膚の疾患や、主に、上記で上げました頭の洗いすぎも原因になります。
掻き毟るように洗う人は注意しましょう。
つまり、なんらかの理由で髪の毛が弱っている場合、充分に毛根が形成されず、黒いまま抜けてしまう、または切れてしまいのです。
普段の生活を健康的に
いかがでしたでしょうか?
毛根の健康状態は、自身の健康状態の現れでもあります。
なんらかの理由で身体が弱っている、または乱れた食生活や生活リズムを送っている場合、毛根にも影響がでてきてしまいます。
健康的で清潔な生活を心掛け、バランスの良い食事をする事で、毛根の健康を保つことができるでしょう。