風邪もひいていない、喉も痛くない、なのに、声が突然出なくなった。
そんなことになったら、どうして良いかわからなくなってしまいますよね。
一体どのような原因があるのでしょうか?
対処法はあるのでしょうか?
今回は、この声が出ない原因について調べてみました。
声帯結節
喉は痛くないのに声が出しにくい、出ない。
その場合、声帯結節が疑われます。
人は、声帯をぶつけ合って声を出します。
その声帯が腫れてしますと、声が出しにくくなったり、出なくなったりしてしまいます。
原因は?
声帯結節になる原因は、主に、声の出し過ぎだと言われています。
アナウンサーや歌手、よく声を出す小さな子どもなどがよくなりやすいです。
カラオケや、喫煙が習慣の人のなりやすいので注意しましょう。
治療法は?
声帯結節の可能性がある場合は、耳鼻科を受診すると良いでしょう。
主に、消炎剤の治療になります。
また、症状によっては手術をすることもあるでしょう。
声の出し方に原因がある場合もあるので、音声治療がおこなわれる場合もあります。
いくら炎症が治っても、原因が発声方法にある場合、再発することも多いです。
なので、原因から治していくことになります。
予防法は?
過度に声を使わない事が大事になります。
また、歌手やアナウンサーなど、どうしても声を使わなければならない職業の場合は、声の出し方を訓練し、正しい発声方法で声を出すようにしましょう。
失声症
急に声が出なくなった場合、考えられるのがこの病気です。
風邪症状も無く、もちろん喉も声帯にも異常が無いのに突然声が出なくなることが特徴です。
原因は?
主に、強いストレスや心的外傷が原因とされています。
徐々にストレスに悩まされてある日突然、ということもあれば、突然の精神的ショックを受けて声が出なくなる場合もあります。
いずれにせよ、ある日突然声が出なくなるのです。
声を出そうとすると、声帯が震えてくれなかったり、しゃがれた声しかあげられなかったりします。
30代程の女性が罹りやすいですが、全ての人に発症する可能性はあります。
治療法は?
突然声が出なくなったら、すぐに病院へ行きましょう。
まずは、そもそも声帯や喉に本当に異常が無いか調べなければなりませんので耳鼻咽喉科へ行くのは良いでしょう。
そこで、異常が無いも無い事がわかれば、次は精神科、心療内科へ行きましょう。
最近、精神的に何か大きなストレスが無かったか、精神的にショックを受ける事が無かったか、心当たりのある人は尚更です。
中には、当たり前の日常が重いストレスになっているのも関わらず、本人にとってはそれが当たり前になっている為、気付かない事もあります。
喉に異常が無いのであれば、それは、心当たりが無くとも、どこか精神的に重さを抱えているのだと思った方が良いです。
医師と相談しながら、その原因を探って行きましょう。
声が出ない状態が長引いてしまうと、それも思いストレスになってしまいます。
普通に生活するにも難しくなってしまうでしょう。
早めに、専門医の診断を受けましょう。
精神科や心療内科には、合う、合わないがとても大きく出ますので、ここの病院はちょっと…と少しでも思ったならば別の病院へ行くのも手段です。
だいたい1週間くらいで良くなるのが一般的ですが、個人差はあります。
声が出ない、気付いたらすぐ病院へ
いかがでしたか?
例え風邪で無くとも、喉に異常が無くとも、それで声が出ないのならばそれは異常なのです。
原因が、心因的なものなのか、違うのかは、検査をしてみなければわかりませんので、とりあえずは耳鼻咽喉科へ行く事をおすすめします。
早めの治療が、早く治る鍵ですので、迷わずにすぐに病院へ行きましょう。