なんだか首に違和感がある…。
そんなことありませんか?
首だけでは無く、後頭部にも頭痛をあわせて感じたり、吐き気やめまいが伴ったりと上場はさまざまだと思います。
また、首の後ろの方か、鎖骨に近い、首の前の方に違和感があるかで病気は違ってきます。
では、一体、どんな病気が考えられるのでしょうか。
今回は、そんな、首に違和感を抱える病気で代表的なものを調べてみました。
首の後ろの方に違和感!原因は?
まずは、首の後ろ、うなじ部分に違和感が強い場合です。
痛みを感じたり、頭痛が伴ったりと辛いこともあります。
肩こり、首こり
たかが肩こりと思ってはいても、なかなか辛いものです。
こりは、それだけで吐き気や頭痛の原因になります。
患部を温めたり、酷い時は鍼灸院に通うと言う方法もあります。
強く揉んだり、マッサージのしすぎは悪化させる恐れがありますので注意が必要です。
特に神経や血管が集中している首を不用意に強く揉むことは、あまり良い事ではありませんので控えましょう。
緊張型頭痛
デスクワークや、特にパソコンやスマホの使い過ぎで、首が緊張状態になると、肩こり、首こりが酷くなり、そこから緊張型頭痛になることがあります。
頭が重くなり、めまいがすることもあります。
患部を温め、目が疲れている場合は、そちらにも蒸しタオルを使うなどして温めてゆっくりと休みましょう。
温めのお風呂にゆっくりと浸かったり、軽く体を動かしたりするのも効果的です。
偏頭痛
ストレスなど理由はさまざまですが、私は気圧の低い時によく起こります。
吐き気やめまいなどが起こり、目が開いていられ無くなることもあります。
後頭部が痛むこともありますし、偏頭痛の特徴ですが、痛みが移動していきます。
最終的に、うなじの辺りが痛くなる、と言う人が多くみられました。
偏頭痛は冷やすと効果的とされていますので、氷枕などで首の辺りを冷やしながら休みましょう。
場合によっては鎮痛剤を服用するのも良いでしょう。
首の前の部分が違和感!原因は?
首の前の方、広くは鎖骨のあたりまでが違和感、腫れやしこりも感じる。
そんな時は、このような病気が考えられます。
甲状腺の病気
- バセドウ病
自己免疫異常による甲状腺の病気で、20~40代の女性によく見られます。
動悸、不整脈、眼球突出、発汗などが見られ、体重が減少することが特徴です。
女性では、少し分かりにくいかもしれませんが、のどぼとけがある位置より少し下の方に位置する甲状腺が肥大します。
触ると分かる場合もあります。
- 慢性甲状腺炎
こちらも、甲状腺の肥大がみられる病気です。
多くの患者さんは、甲状腺の肥大以外症状はありませんが、甲状腺機能が低下すると、倦怠感や食欲不振、皮膚乾燥が見られます。
バセドウ病も甲状腺炎も、耳鼻科で受診するのが適切ですので、喉のすぐ下辺りに違和感を覚えたら、受診しましょう。
リンパ節の腫れ
首の少し下、鎖骨のあたりに腫れを感じたら、リンパ節の腫れである可能性が高いです。
リンパ節が腫れる原因はさまざまで、風邪でも腫れる事があり、そのほとんどは、風邪が治ると同時に消えます。
中にはリンパ節炎の可能性もありますので、あまりに酷く腫れている場合は、耳鼻科や内科を受診しましょう。
元々風邪で内科へ行っていたなら、そちらで相談してみると良いでしょう。
痛みの無い、しこりのようなものができている場合、悪性リンパ腫や、その他の悪性腫瘍の可能性もあります。
何カ月もしこりが消えなかったり、しこりが増えたり大きくなったり、ということがありましたら明らかな異常ですので、耳鼻科を受診しましょう。
腫瘍の場合、このしこり以外、特に自覚症状が無いことも多いので注意しましょう。
違和感を覚える部分で違う病気の可能性がある首、対策を間違えないで!
いかがでしたでしょうか?
首、と言っても、場所によってさまざまな病気が考えられます。
どう考えても肩こりに違いない、と思っても、不用意に揉む事は悪化の原因になるおそれがあります。
とても辛い場合は、もしかしたら首になんらかのトラブルを抱えている可能性もありますので、整形外科などで診てもらいましょう。
また、首の前の方は、甲状腺やリンパ節など、さまざまな大切な器官があります。
大変な病気の可能性もありますので、自覚症状がなくともすぐに受診する事をおすすめします。