なんだか指が曲がらない、曲げにくい、痛みがある。
そんなことはありませんか?
何か指に負担をかけるような事をした時、そうでは無い時、年齢な性別などの要因によって様々な原因が考えられます。
今回は、そんな指が曲がらない、曲げにくいという症状の原因について調べてみました。
自分に一番近い症状を探してみましょう。
指が曲がらない!原因は?
骨折
転んだ時に手を付いた、何かに思い切り挟んだ、など分かりやすい出来事がある場合は良いのですが、なかには、知らないうちに骨折をしていることもあります。
そんなまさか、と思うかもしれませんが、特に剥離骨折の場合、瞬間的に強い力が加わる事でも起こる可能性があります。
つまり、転びそうになって手すりに慌てて掴まった、などその場合、足や他の部分を強くぶつけていてわかりにくい場合もありますが、病院へ行ってみたら指を骨折していた、ということもあります。
原因の箇所でなくとも、違和感が続くようならば受診してもらいましょう。
腱鞘炎
腱鞘炎と言うと手首の痛みというイメージが強いですが、肩や腕、指にまで痛みがあることがあります。
腱鞘炎も悪化すると、コップを持つ事もできなくなるなど、手に力が入らない、指にうまく力が入らないということが起こります。
原因は、主に使い過ぎということが多いようです。
イラストレーターや漫画家、調理師など手を頻繁に使う人が、腱鞘炎を職業病としている人が多いです。
ステロイド注射などで症状を緩和することが多いですが、まずは手使わないことが一番の治療法です。
しかし職業としている人はそういうわけにもいかないでしょう。
早めに整形外科を受診し、医師と相談しながら治療を進めていきましょう。
バネ指
主に、腱鞘炎が悪化してバネ指になる場合が多いです。
痛みが強い場合もありますが、痛みがあまりせずに、医師としても判断がつかない事もあるようです。
更年期の女性や、スポーツを良くする人にも多発します。
もちろん、腱鞘炎になりやすい上記のような職業の方にも多いです。
治療法は、やはり安静が一番です。
ステロイド注射で緩和していく方法があります。
変形関節症
指の先が強張ったり、痛んで腫れたりする病気です。
女性に多く、女性ホルモンの変動に関係しているのではないかと言われていますが、はっきりとした原因は特定できていません。
発症する部位によって、「へバーデン結節」と「ブシャール結節」、「母子CM関節症」に分かれます。
- へバーデン結節
第一関節が変形し、痛みを伴うものです。
場合によっては、水ぶくれになることもあります。
この水ぶくれに関しては、気になる場合は、注射で抜く事もありますが、放っておいても自然に消えることが多いです。
- ブシャール結節
第二関節に起こる、変形や腫れ、痛みのことを言います。
第二関節の腫れは、関節リウマチにも起こりますので、診断をしっかりと受ける必要があります。
症状はへバーデン結節と同じです。
- 母子CM関節症
親指の付け根に起こる、変形や腫れ、痛みのことを言います。
親指の付け根に起こりますので、物をつまんだり、瓶の蓋を開けたりするという動作がしにくくなります。
指が曲がらないのは使い過ぎ?早めの意志の診断を
いかがでしたでしょうか?
明らかに使い過ぎということがあれば、もし休めるのであればしばらく指を休めて見るのも良いと思います。
最近は、携帯の使い過ぎでも、指の痛みを起こす場合も多いようです。
何れにせよ、早めに治療を受けて、早期治療をしていきましょう。
早期治療が、少しでも症状を緩和させることに繋がります。