冬の寒い時期、肌が乾燥するせいか体がかゆいこと有りませんか。
湿疹なども出来るかゆみの原因は、糖尿病など病気の場合も有る様です。日々のケアについてご紹介しましょう。
体がかゆくなる原因
体がかゆいという原因は人によってそれぞれです。
皮膚疾患が原因の場合があれば、皮膚に異常が無いのにかゆみが起こる時もあります。
まずは、環境の変化による乾燥もあれば、皮膚の老化などにより起こる場合もあります。
全身にかゆみが広がり湿疹などが発症した場合は糖尿病や甲状腺疾患ほか内臓疾患の病気が原因と考えられます。
発作的にかゆみが始まる場合と、持続性がある場合があります。
むずがゆい程度のかゆみから、ちくちくとする刺激感のあるかゆみまで様々な症状がでます。
入浴後の体が温まった時や睡眠時は特に出やすいようです。
かゆみがひどい時は夜も寝られないほどで、引っかいたりして傷を作ってしまうなんてことも有ります。
基本的には、皮膚に特に目立つ異常がみられないのに、かゆみが出る場合を医師の診察では皮膚掻痒症と診断します。
しかし、かゆみがひどく引っかき傷を作ってしまったりすると、時には二次的に湿疹のようになったりするため、本来の湿疹との区別が難しい場合もあります。
かゆみが酷い場合は、原因を特定するために医師の診断を受けるようにしましょう。
体がかゆい時の薬はどんなものが良いのでしょう。
前述にも述べたのですが、それほど症状が軽い時は良いのですが、かゆみが酷い場合は原因を特定できないまま自分本位で市販の薬を買い求めて使用するのはいかがなものかと思います。
まず、予防としては入浴時にごわごわしたナイロンタオルなどで肌を強く擦らないことと、あまり長時間熱いお湯に浸からないこと、肌に優しいボディーソープを使用しましょう。
お風呂上りには、保湿成分のあるクリームを使用すると良いでしょう。
但し、人によって肌の状態が違いますから、流行の保湿剤にとらわれず、自分に合ったものを薬剤師さんなどに相談して購入するようにしましょう。
食事などはビタミン類を、多く摂るようにすることが大切です。特にAとCは効果が高い栄養素です。
かゆみの緩和の治療には、市販の抗ヒスタミン薬を服用します。発疹のないかゆみでは保湿外用薬を、発疹のあるかゆみではステロイド外用薬を塗ると良いでしょう。
但し、これらの薬剤を使用しても改善されない場合は医療機関を受診しましょう。
体がかゆい時は掻きすぎないようにすることです。そして自分で気をつけることは、とにかく乾燥を防ぐことと、普段から皮膚を健康に保つように心がけ、皮膚の状態に少しでも気になることが生じたら早目に医師の診察を受けることをお勧めします。