なんだか脇の下が痒い!
でも、人前で、がりがりと掻くわけにもいかないし、とても辛い。
そんなことってありませんか?
この原因って一体なんなんでしょうか?
湿疹が酷かったり赤くなっていたり、臭いがきつく感じたりと様々だと思います。
そして、症状によって原因は違います。
今回は、脇の下のかゆみや湿疹について調べてみました。
脇の下の痒み、原因は?
アトピー性皮膚炎
皮膚に強い痒みや湿疹を起こすアレルギー症状です。
全身の湿疹に至る場合も多いですが、そこまで症状が酷く無い場合、汗をかきやすい腋の下に症状が出る事もあります。
首やその他にも、汗をかきやすい場所や乾燥しやすい場所に出る事もあります。
元々症状を自覚している人が多いので、わかりやすいとは思いますが、強い痒みで血が出てしまうことがあります。
一部だけ出るようなら季節的なものや生活習慣、自律神経の乱れなどが原因で発症していることもあると思いますので、その度に病院へ相談しましょう。
アトピー性皮膚炎は、症状が酷ければ酷いほど、自分に合った治療を見つけていかなければ悪化してしまうことも多いので、納得できる治療法を見つけるまで、様々な病院へ行く事をおすすめします。
汗による湿疹と乾燥肌
まず、汗を多くかくことで皮膚が炎症を起こし、湿疹ができてしまう事があります。
これは、腋の下に限らず、全身どこでも出てくる可能性がありますが、脇の下は特にあせをかきやすいため、あせもになりやすいです。
また、汗を多くかくと、その汗で皮脂が流れ落ちてしまい、乾燥肌になることがあります。
これだけ水分が出ているのに、不思議な気がしますよね。
しかし、この乾燥肌は放ってくと強いかゆみや湿疹を起こしますので、乾燥肌による痒みだと感じたら保湿クリームを塗って乾燥を防ぎましょう。
汗がとても酷い場合は、臭いもきつくなってしまいますし、炎症を防ぐためにも、こまめに拭いてあげることも大切です。
制汗剤が合わない
汗をかくとどうしても臭いが気になってしまう。
だからこそ、夏に多く使うのがこの制汗剤ですが、肌に合わないこともあります。
制汗剤を使ってから痒みが出る気がする、湿疹が出る。
そんな場合は、例え気のせいだと思っても一度使用をやめてみましょう。
赤くなってしまっていたり、酷く爛れてしまっていたりと症状が重い場合は、原因と思われる制汗剤を持ってすぐに病院へ行きましょう。
カミソリ負け
敏感肌であったり、保湿クリームを塗らなかったりと言う事があると、痒みが出てきてしまう場合があります。
また、刃が錆びていても痒みの原因になる場合があります。
毛を剃ったあとはしっかりと保湿しましょう。
カンジタ
免疫力が低下している時に、皮膚に炎症を起こすカビです。
このカンジタで最も有名なものは、性器に痒みや湿疹を起こす症状ですが、腋の下にも起こる場合があります。
とても強い痒みが続き、いつまでも収まらない場合はカンジタの可能性がありますので皮膚科を受診しましょう。
ヒゼンダニ
皮膚の角質内に住みつくことで、かゆみを起こすダニです。
とても小さなダニですので、肉眼で気付くことはできないと思います。
赤い水ぶくれができることが特徴ですので、水ぶくれができてしまった時は、これを疑い病院へ行きましょう。
汗はこまめに処理をして、酷い場合は病院へ
いかがでしたでしょうか?
腋の下の湿疹や痒みの原因をお分かりいただけたでしょうか?
他にも、悪性腫瘍の時に一部の初期症状として皮膚湿疹があったり、帯状疱疹で脇の下周辺に湿疹ができるなどの症状もあります。
痒みが長く続いた場合は、どんな理由にせよ病院へ行くことが大切です。
いつまでも治らなかった湿疹が、一回の受診で治ってしまうこともありますので、医師に診せることは大切です。