突然、肩に激痛が!
痛くて眠ることも難しかったり、着替える時も家族の手伝いが必要になってしまったり。
一体、何が原因なのでしょうか?
その痛みには前兆がありましたか?
腫れはありますか?
それらにより、原因は異なってきます。
今回は、肩の激痛について、調べてみました。
肩に激痛が!考えられる原因は?
ぶつけた、怪我をした
どこかでぶつけた場合、後になって腫れや痛みがくる場合もあります。
きっかけも分かりやすい場合もありますが、寝ている時に無理な体勢で寝ていたなど、原因に気付かないこともありますので、つったように痛かったり、強くぶつけたところが動かしにくく感じるほど痛みを感じたり、痺れてきたりという事があれば、直前まで特に異常を感じなかった場合でも、整形外科に一度相談しましょう。
五十肩
肩が痛い、と言うとまず思いつくのが五十肩だと思います。
こちらは、前兆がある場合が多いです。
少し動かしにくい、少し痛い、痺れているような疼痛があるというものから始まります。
はっきりと痛みを感じてからはいくつか段階があります。
- 急性期
炎症期とも言います、少しでも動かすと激痛があり、夜中に目を覚ますこともあります。
- 慢性期
拘縮期とも言います。鈍痛がある、動かしにくい、動かない。
- 回復期
痛みは無いが、動く範囲が狭い。
特に急性期の時に、痛みを強く感じます。
放っておいても1~2年で快復する場合もありますが、病院できちんと診断を受ける事で快復までの期間が短くなります。
肩石灰沈着性腱板炎
肩にザクザクと刺さるような激痛、夜中に寝ていると急に激痛で飛び起きた。
こんな症状の場合は、肩石灰沈着性腱板炎の可能性があります。
難しい、聞き慣れない病名ですが、そのまま肩に石灰が溜まっている状態です。
レントゲンの診断でわかります。
五十肩に症状が似ていますが、予兆もきっかけも無く痛みだすことが特徴です。
- 急性型
- 亜急性型
- 慢性型
と痛みが起こっている時期によって、呼び方が変わります。
急性型は1~4週間、亜急性型は1~6ヶ月、慢性型は6ヶ月以上のものをさします。
このうち、激痛で悩むものはだいたいが急性型です。
急性型には以下の特徴があります。
- 急に発症する
- 眠れないほどの痛み
- 肩が痛くて動かせない。安静にしていても力を入れずに下ろしていても痛む。
- 肩が赤く腫れる
これらの症状がある場合には、急性型の可能性が高いです。
50代の発症が多く、性別は女性のほうがやや多いです。
基本的に、左右片方に発症しますが、両肩に症状が出る場合もあります。
では、どうすれば良いのでしょうか?
極端な話、この病気は、放っておいても治ります。
上記の通り、急性型の痛みのある期間1~4週間程度であり、その期間を過ぎれば痛みはなくなっていきますので、放置しても大丈夫なのです。
しかし、眠れないほどの激痛です。
とても耐えられるものではありませんし、そもそも本当に肩石灰沈着性腱板炎なのかどうかは医師の診断を受けてみないとわかりません。
症状が似た他の病気の可能性もありますので、まず、耐えられないほどの激痛に襲われた場合は病院へ行く事をおすすめします。
整形外科で治療をうけることで、痛みの期間は短縮することができます。
強い痛みの場合はまず病院へ
いかがでしたか?
眠れないほど強い痛みに急に襲われた場合、心当たりがなくとも何かのきっかけて骨を痛めている可能性なども捨てきれませんので、もし、この病気かも?多分五十肩だし程度で病院なんて…などと思わずに、診断を受けることをおすすめします。
激痛の中では、普通に生活することもとても難しいと思われますので、なるべく早く病院へ行くようにしましょう。