なんだか耳垢が溜まりやすい気がする…。
毎日耳掃除をしているのに、耳垢が出てくる、これって病気なのかな?
そう思った事ある方はいませんか?
なんだか耳掃除をしていないと落ちつかない、風呂上がりにどうしても耳を弄りたくなる、それにいつ弄っても耳垢が出てくるなんてことがあれば不安になってしまいますよね。
では、この耳垢、病気とは関係あるのでしょうか?
この耳垢について、今回は調べてみました。
耳垢はどうして溜まるの?毎日溜まってしまうのは病気?
そもそも耳垢はどうしてできるのでしょうか?
耳垢のでき方と種類
耳垢には種類があります。
かさかさとした渇いた耳垢の人もいれば、ねばねばとした湿った耳垢の人もいますが、これは、耳垢がほこりや古い皮膚が皮脂に集まってできたものだからです。
皮脂が多い人はねばねばという耳垢になりやすいと言われていて、体臭が強い傾向にあると言われています。
耳垢とは、耳にほこりや古い皮膚が溜まらないように、外に出す為に塊を作るのでできるものなのです。
耳垢が多いのは病気?
耳垢が多い少ないは個人差があると思いますが、病気ではありません。
耳垢は、毎日出る人もいますが、正しい耳掃除をしないと、詰まってしまう可能性はありますが、頻繁にやれば良いというわけではありませんし、なので、毎日出る事が気になって毎日出ることはおかしいことではありません。
もし、耳垢に、血や、他の物が頻繁に混ざるようでしたら何かしらの炎症を起こしている可能性もあるので、耳鼻科を受診した方が良いでしょう。
あまりにも耳掃除がしないことで、耳垢が溜まってしまう人もいますのである程度はした方が良いようです。
しかし、自然と溜まれば外に出てくるので、しない方が良いという人もいます。
耳掃除のしすぎは逆効果?
耳垢が耳の穴を塞いでしまう、耳垢栓塞という症状があります。
しかし、これは、綿棒や耳かきで、耳垢を奥に入れてしまい、その結果、耳が塞がってしまうという場合が多いです。
耳垢栓塞になってしまうと、もう自力では取れないので、耳鼻科でとってもらう必要があります。
がさがさと耳の中で音がしたり、難聴気味になってしまった場合は注意が必要です。
また、耳かきであまり強く耳掃除をしすぎると、耳を傷つけてしまう可能性があるのでそちらも注意が必要です。
耳を傷つけてしまう外耳炎になってしまうと、鼓膜まで炎症が広がり、耳に激しい痛みや耳が一時的に聞こえなくなってしまうということにもなってしまいますので、正しい耳掃除をただしいタイミングで行うのが一番です。
正しい耳掃除ってどんなもの?
では、正しい耳掃除とはどういうものなのでしょうか?
まず、耳垢が、一番溜まりやすいのが、耳の穴の入口付近です。
ここに、一番耳垢が集まってきますので、その入り口付近さえ掃除すれば良いのです。
奥に綿棒や耳かきを入れてしまうと、その耳垢が奥に行ってしまいます。
・綿棒で、耳の穴の入口を軽く撫でる。
正しい耳掃除の方法はこれだけなのです。
これを1~2週間に一度やれば充分なのです。
正しい認識で、耳掃除を行いましょう
いかがでしたか?
耳垢が多いことは、つい気になってしまいますが、頻繁に耳垢を掃除することは逆効果なことはわかっていただけましたでしょうか?
耳垢とは、耳を守る機能の一部であり、異常でも病気でもありません。
耳垢の量は、環境や場所にも起因しますので、そこまで気にする必要はありませんし、耳垢とは本来自然に耳から出てくるものなのです。
しかし、耳掃除のしすぎは良いことはありませんし、耳が聞こえなくなったり耳垢ががさがさと音がし出したら、それはもう個人ではなんともなりませんので医師に頼りましょう。