ふくらはぎがなんだか熱い気がする、熱る感覚が消えない。
そんな悩みを抱えている人はいませんか?
特に、夜寝る時に酷く感じられて、眠れない、という人も多いのでは?
足を少し高くして寝れば治る、平気、という場合もあれば、そんなことでは収まらない!という時まで幅広くあると思います。
では、この、ふくらはぎの熱りやだるさ、一体、何が原因なのでしょうか?
また、どうすれば良くなるのでしょうか?
今回は、ふくらはぎの熱りについて、原因や対処法を調べてみました。
ふくらはぎの熱りやだるさ、原因は?対処法は?
血行障害
冷え性などで血行障害が起きると、熱りが出てきます。
冷えているのに?と思うかもしれませんが、冷え症は血行障害であり、その血行障害は心臓から離れている脚に影響を受けやすいのです。
血流が悪くなった結果、足に血が溜まってしまい、熱りを感じるのです。
入浴して、患部を温めマッサージをして、血行促進を促しましょう。
熱っているからと言って、冷やすことは禁物です。
冷やすことは血管を収縮され、血流を悪くし、さらに症状を悪化させてしまいます。
更年期障害
更年期障害による体の熱りは、脚だけではなく全身に現れる傾向にありますが、脚に現れる場合もあります。
閉経の時期に、卵巣から分泌されるエストロゲンの影響で起こります。
女性に発症しやすいので、女性の症状というイメージが強いですが、男性も40代頃に起こる傾向がありますので注意が必要です。
病院に行って、治療を受けることで症状を緩和する事ができます。
女性の場合、婦人科を受診するのが良いでしょう。
男性の場合ですが、男性の更年期障害があまり認知されていないので、どこへ行けば良いのか迷うと思いますが、まずは内科で構わないと思います。
勃起不全などが続いた場合は、泌尿器科へ行くのも良いでしょう。
自律神経失調症
自律神経の乱れは、様々な症状の原因になります。
脚の熱りもその一つです。
血行が悪くなる場合もありますので、全ての要因と言っても良いでしょう。
原因は、過労やストレス、ホルモンバランスの乱れなどが上げられます。
特に、わかりやすいストレスがある場合は、心療内科や精神科を受診すると良いでしょう。
ピンとくるものが無い、という場合、全身倦怠感や立ちくらみ、めまいなどが併発している場合は、とりあえず内科で診てもらうというのも良いでしょう。
レストレスレッグス症候群
所謂、『脚ムズムズ症候群』と呼ばれるものです。
日本人の2~5%の割合で発症している病気で、熱り、痛み、虫が這うような感覚があり、不眠の原因になる場合があります。
特徴的な症状は以下の通りです。
- 脚の熱感、不快感。
- 脚を動かしたい欲求がずっとある。
- 夕方から夜間にかけておこる
- 痛みを伴う場合もあり、虫が這いまわるような感覚や針で刺すような感覚、電気が流されているような感覚がある場合もある。
- 動かない時に症状が強くなる
- 動くと症状が緩和される。
などがあります。
これら、どれかに当てはまる場合は、レストレスレッグス症候群である可能性が高いです。
- カフェインの摂取を控える。
- 脚を動かす運動をする
- 鉄分を摂取する
などの方法で症状が緩和される場合もありますが、やはり効果が無いと感じた場合は、ドーパミン剤の投薬などで緩和させる方法がありますので病院へ行きましょう。
睡眠外来や、睡眠障害を扱っている神経科などへ行くと良いでしょう。
まずは脚の血行を良くして、規則正しい生活を
血行不良が原因で、脚が重たく感じられる、熱感があるというケースが多く見られると思います。
まずは、ゆっくりとお風呂につかり、マッサージして、脚を高くして寝てみましょう。
それでもまったく効果が無い、という場合は、病気の可能性がありますので、症状に近いと思われる科になるべく早く受診しましょう。