ふくらはぎをふと見ると、身に覚えの無い痣が!
思い出して見ても、ぶつけた記憶も無いし…では一体、何が原因かと考えると、少し怖いですよね。
脚全体に、だるさや痛みはありますか?
その痣に痛みはありますか?
気付いてからどのくらい経ちますか?
薄くなる事も治る事も無く、逆に増えたりはしていませんか?
症状によって、原因の可能性も異なってきます。
今回は、ふくらはぎの内出血について、主な原因を調べてみました。
ふくらはぎに身に覚えの無い内出血が!原因は?これって病気?
どこかにぶつけた、転んだなどことが原因の内出血
いえ、そんな事、記憶に無い。とは言っても、知らないうちに足をぶつけていることなんて結構あります。
脚に限らず、その時は、少し「痛い」と思った程度で、すぐに記憶から消えてしまうのですが、数時間、もしくは数日後に痣となって浮き出てくる事があります。
そうすると、覚えていないだけで、ぶつけたことが原因の痣ができあがります。
この痣は、押すと痛みがありますが、長くても一週間程度で薄くなって消えてしまい、広がることや増える事、大きくなることはほぼありません。
このように、増える事無く時間が経てば消えてしまう痣は、心配の無い痣です。
足のむくみ
足のむくみが原因で、内出血が起こることがあります。
むくみとは、血液の循環がうまくいかずに老廃物が溜まってしまっている状態です。
足に痛みやだるさを感じ、じっとしているのが辛いという場合もあります。
内出血を起こしますので、押すと痣に痛みはありますが、それよりも足のだるさが気になってしまうかもしれません。
立ち仕事であったり、ハイヒールや先のとがった靴を履くことでもむくみを悪化させることになります。
また、下半身を締め付けるような強力なガードルなどもあまり良くありません。
食生活の乱れが、むくみに繋がることもあります。
解消法は、ゆっくりとお風呂に入り、足をマッサージすることで血行を良くすれば、むくみを解消することができます。
足を高くしたり、足湯やレッグウォーマーなどで足を温めてあげるのも効果的です。
ただし、マッサージは優しく行ってください。
むくんでいる足は大変刺激に弱いので、強めに刺激してしまうとまた内出血をおこしてしまう恐れがあります。
着圧ソックスなどは、長時間利用するとかえって血流を悪くしてしまう可能性もありますのでほどほどにしましょう。
また、内出血を起こすほど、足がむくんでいるというのは相当の状態であり、病気が隠れている場合もあります。
上記の方法で効果が得られない場合は、医師に相談するのも良いと思います。
以下の病気が、むくみを起こす可能性があるものです。
- 肝硬変など肝臓の疾患
- 心不全などの心臓の疾患
- ネフローゼ症候群など腎臓の疾患
- クッシング症候群
- 下肢静脈瘤
- 甲状腺機能低下症
などです。
他にも全身の倦怠感など、自覚症状が認められるものも多いので、あまりにむくみが続く場合は医師に相談しましょう。
白血病
初期症状として、足に痣ができやすくなる、という症状があります。
これらは、どこかにぶつけた覚えが無い、と言うのが特徴です。
膝の後ろや、太ももの内側、などにできやすいと言われていますが、他にもどこかにできる可能性はあります。
白血病が原因の痣は、押しても痛みを感じないことが特徴です。
他にも、風邪症状が続く、全身に発疹が出る、女性の場合経血量の増加や不正出血なども症状として上げられますが、血液には結びつかず、自覚症状としては難しいと思います。
ので、覚えの無い痣が増え続ける、という症状が出ましたら、念の為病院へ行くのも良いと思います。
どちらにせよ、血が止まりにくくなっている可能性もありますので、血液内科を受診するのが良いでしょう。
覚えのない内出血、増えたり広がる場合は早めに病院へ
基本的に、時間が経てば問題なく消えていくという痣は、心配のいらない痣です。
むくみが原因であったとしても、気を使っているのに毎日痣ができるほど足がむくんでしまうというのは、他の病気を疑っても良い症状です。
痣が増え続けたり、範囲が広がったりと明らかに異常な症状である場合は、早めに病院へ行きましょう。