おへその上あたりが痛い…。
違和感がある。
そんなことはありませんか?
中には。触ってみたらしこりがあった、なんとなく硬い部分がある気がする、なんてこともあるかもしれません。
へその上あたりにも様々な臓器がありますので、その原因は様々です。
では、原因は何が考えられるのでしょうか?
今回は、へその上の痛みや違和感について、調べてみました。
へその上が痛い!違和感がある、原因は?
下痢を起こしている場合
へその上、または周辺が痛くなり、下痢も起こしてしまうことがあります。
これは、腸の、水分を吸収する力が弱まってしまった時と考えられています。
下痢でお腹が痛くなる仕組みは、腸が痙攣を起こしているからなのですが、大半の場合は、腸というのは、腸、もしくはその他の内臓が異常を起こし、痙攣して痛みを感じます。
その場合は、お腹全体の痛みを感じますので、特にへその周辺に感じるということはありませんが、内臓が原因で起こるということは、その原因の内臓が何かによって痛む場所も差が出てきます。
へその周辺は。小腸や大腸がありますので、特に、小腸や大腸で異常が起きている時にへその周辺に痛みを感じるのです。
便秘を起こしている場合
便秘でも、へその辺りの痛みや違和感があることがあります。
また、便秘は、かなり激しい痛みを感じることもあります。
まっすぐに姿勢よく座るか、仰向けに寝て、お腹を触ると、脂肪の奥に固いものを見つける事が出来る場合があります。
これは、便が溜まっている状態です。
触る事ができるくらい固まってしまっていますと、当然、なんとなくお腹が苦しく感じたり張ってしまったりということがあります。
便が、腸内で腐っているという症状を起こしてしまっている可能性もあります。
腸内環境を正常に保つ事は全ての健康に繋がりますので、仰向けで固い部分をゆっくりと優しく押してマッサージをしたり、乳酸菌飲料を摂るなどして、便秘を解消できるようにしましょう。
特に、マッサージは効果的です。
お腹にしこりがある、これってもしかして癌?
へその上にしこりができたことがある、と言う人は案外多いようです。
原因も様々なものがあります。
まず、しこりの原因として一番知られているのは
- 脂肪腫
- 粉瘤
です。
これらは皮膚に起こるもので、内臓が原因の物では無いので、腹痛や下痢などの内臓由来の症状は起こりません。
脂肪腫は、脂肪組織の良性の疾患で柔らかく触ると動くような気がします。
粉瘤は、皮膚下に、膿や老廃物が溜まってしまうもので真ん中に黒い点があり、押すと悪臭のする液が出ることが特徴です。
どちらも大きなものは簡単な手術で取り除くこともありますが、命に直接影響するものではなく、また、触ると皮膚の下に存在することがわかります。
ただし、あまりに大きなものであったり、だんだんと大きくなっていくようであれば、脂肪肉腫という悪性の腫瘍であることも考えられるので注意しましょう。
癌でしこりができることがある?
胃癌や大腸がんなどで、しこりが感じられることがあります。
仰向けになると、上記のものが皮膚に感じられるのに対して、脂肪の下の方にしこりを感じます。
その他、全身倦怠感、体重減少、血便、黄疸、便秘、がんにより腸閉塞を起こしてしまう可能性もあります。
もちろん、がんで無くとも、便秘や、甘いものの食べ過ぎでしこりができる、ということもあります。
しかし、素人目ではどうしても判断がつきにくいです。
癌の初期症状は、基本的にはわかりにくく、全身倦怠感は、風邪などの症状と似ているため、腸閉塞に至るまで気付かないこともあります。
ですので、少しでもおかしいと思ったら、とにかく病院で検診を受ける事が大切です。
内臓に何か異常がある場合が多いへその上の痛み、おかしいと思ったら病院へ
いかがでしたか?
ガスや便が溜まって、強い痛みを感じることもあります。
まずは、生活習慣を改善し、便秘気味であるというならばマッサージを行ってみると良いでしょう。
しかし、それらとは明らかに違う、原因がわからないしこりや痛みが現れた時は、もしかしたら一刻を争うかもしれませんので、こんなことでと思わずに、一度、病院で検査を受けると良いでしょう。