なんだか頭がピクピクと痙攣する…。
そんなことはありませんか?
だいたいが数分程度で収まるとは思いますが、頭が痙攣するなんて、何か恐ろしい病気なのでは?と思ってしまいますよね。
中には、頭痛と同時に起こったなんてことも。
では、この痙攣の原因は、一体どういうものなのでしょうか?
今回は、この頭の痙攣について、原因をまとめました。
痙攣とはどういうもの?
人が、自分の意志で手や足を動かす事を随意運動と言います。
そして痙攣とは、自分の意志では関係の無い所で、筋肉が動くことで、不随意収縮と呼ばれるものです。
筋肉の様々な場所で起こり、あまり使わない筋肉を使った、例えば、普段あまり力仕事をしないのに重い物を持ち上げた、歩く習慣が無いのに長時間歩いた、などの時に、痙攣を起こす事もあります。
他にも様々な原因が考えられますが、つまり、神経や筋肉の関係で、痙攣はどこにでも起こる可能性がある、と言う事です。
頭がピクピクと痙攣する、原因は?
まず、頭の筋肉が、痛みもなくただピクピクと痙攣するという場合、大抵の場合は、脳や脳血管に異常があるわけではなく、筋肉や神経が原因で痙攣を起こします。
そして、脳や血管に異常がある場合は、手足の痙攣が症状の一つとして見られることはよくありますが、痛みが無く、頭がピクピクと痙攣する、ということはあまりありません。
この痙攣は、上記のような、他の部分の筋肉が痙攣する事と原因が似ています。
原因としては以下の通りです。
自律神経の乱れ
何かしらの理由で自律神経やホルモンバランスが崩れている時に、痙攣を起こしやすいです。
更年期障害や、女性では生理前でも起こりやすく、一時的なものですし、常に苛々としてストレスを溜めることも原因になりますので、なるべくリラックスできるように努めましょう。
更年期障害などの場合は、婦人科に相談に言ったり、漢方を処方してもらいなどすると楽になることがあります。
ストレス
ストレスが、すべての病気や症状の元になっていることが多いです。
ストレスはそれだけで、自律神経の乱れや、ホルモンバランスをおかしくしたり、睡眠不足や普段より強い疲労も誘発しますので、それだけで痙攣の原因になり得ることがあります。
また、神経が痛むこともあり、針で刺されたような痛みが頭皮に走ることがあります。
いずれにせよ。数十秒から数分で治りますし、治るようでしたら問題はありません。
しかし、他にも食欲不振や倦怠感などの症状が出て、明らかなストレスの理由がある場合は、一度、心療内科や精神科に相談に行くのも良いでしょう。
疲労
疲労で筋肉が痙攣する事があります。
もちろん、酷使した部分が、筋肉痛になるわけですからそこが痙攣することはよくあるのですが、頭を脳以外に使うことはなかなかしないと思いますので、この場合の疲労は、精神的な疲労も含まれています。
激しい頭痛や、手足の痙攣も伴う場合はすぐ病院へ
激しい頭痛、頭だけではなく手足や唇などにも痙攣が見られる場合、髄膜炎や脳炎も疑われます。
高い熱がでることもあるでしょう。
インフルエンザなど、他の症状が重なって起こる事もあります。
ので、すぐに脳神経外科へ運びましょう。
一時的な痙攣なら脳の病気の心配はほぼ無し、でも長く続く、痛みもある場合は一度病院へ
いかがでしたか?
頭の痙攣について、わかっていただけましたでしょうか?
頭がピクピクと痙攣するなんて気になってしまいますが、上記した通り、そのほとんどは、脳が直接影響を受けているわけではありません。
少し詰まった感じもする、という時は脳梗塞の疑いもあるので注意が必要ですが。
一時的な痙攣だけならば問題ありませんが、頭だけでは無い痙攣や、吐き気、頭痛なども併発している場合、脳の病気の可能性もありますので、脳神経外科を受診することをおすすめします。