なんだかだるい、頭痛がする、鼻水が出る。
もしかして、風邪をひいてしまったのかも…?そう思って、熱を測ると、平熱。
ではどうしてこんな風邪のような症状が出てしまいのでしょうか?
熱が無いならば、仕事や学校を休むわけにはいかない、でも調子が悪い、もしかして何か別の病気なのかも?
そう、不安になってしまったりもしますよね。
一体、何が原因として考えられるのでしょうか?
今回は、そんな、熱が無いのに続く倦怠感や頭痛や喉の痛みについて調べてみました。
熱が無いのに熱っぽい、原因は?
風邪
え?と思ってしまうでしょうが、熱が無くても風邪をひくことくらいあります。
特に、子どものうちは、すぐに熱を出してしまうので、風邪とは熱が出るもの、もしくは熱が出ない程度の風邪ならばたいしたことは無い、と思ってしまう人は多いですが、実は大人になってから罹る風邪は、熱が出にくいものが多いのです。
その為か、たいしたことは無いと無理をしてしまい、結果、長引いてしまったり悪化してしまったり、知らず知らずのうちに職場などで感染してしまい、迷惑をかけてしまったり、ということがあるようです。
大人になってからかかる風邪の大半は、ライノウイルスというウイルスが原因です。
そもそも、風邪で熱が出る原因は、体に侵入して来たウイルスを排除しようとする免疫機能からであり、活性化する温度が高いほど高熱を出します。
しかしライノウイルスの活性温度は33度で、人の平熱より低いので、平熱で風邪はそのまま治ってしまうのです。
ですが熱は出ないと言っても他に感染す可能性もありますし、何より症状は辛いですので、例え、熱が無くとも、病院へ行くのが一番早く治す方法です。
市販薬を服用する場合には、なるべく初期のうちに、早めに服用しましょう。
どの病気でも言えることですが、症状が悪化してからだと効きにくいです。
安静にしていれば自然に治ることが大半でしょうが、大抵の人は無理をしてしまいがちなので気をつけましょう。
アレルギー
春先に話題になるスギ花粉を代表する花粉症でも、鼻水や頭痛、喉の痒みが出てきます。
自分は花粉症では無い、と思っていても、アレルギーというのは突然発症しますので、今まで何ともなくとも急に今年から花粉症デビューなんてこともかなりの確率であります。
そして、スギ花粉ばかり注目されがちですが、ブタクサや稲など、季節の違う様々な植物で花粉症は発症します。
鼻がずっと通らないのでぼーっとしてしまい、なんとなく顔の熱りを感じることもあるでしょう。
鼻水や目の痒みなど強い時は、一度耳鼻科を受診してアレルギー検査をしてもらうと良いでしょう。
ただし、血液検査だけでは判断できないのがアレルギーですので、よく医師に症状や発症の時期を説明しましょう。
自律神経の乱れ
ストレスや生理中、生理前などのホルモンバランスの乱れ。
または更年期障害で、顔の熱りや頭痛などが起こることがあります。
他にも全身倦怠感や、苛々したりと様々な症状が起こります。
更年期障害は、閉経前後に起こることが多く、また、女性の症状だと思われがちですが男性にも存在します。
女性の場合は、婦人科へ、男性の場合は内科へ行くと良いでしょう。
熱が無いから大丈夫?そう決めつけずに早めの受診を
いかがでしたでしょうか?
どうしても、発熱があるか無いかで、風邪かどうか判断してしまう人は多いと思います。
倦怠感が強く、声が出ていなくても、熱が無いから会社を休むわけには…
と思ってしまう人は案外多いですし、上司や会社の方も、熱が無いなら大丈夫、と思ってしまう人多いのでは?
しかし、症状が重いと言う事は、熱が無くても何かしら原因があるのです。
その場合は、無理をせず、安静にするか、病院へ行きましょう。