突然、背中が熱くなってきた。
そんな経験はありませんか?
気温が熱いわけでもない、激しい運動をしたわけでもない、精神的に緊張していたり恥ずかしさを感じたり、なんてこともなく、突然、首から背中がカーッと熱くなってしまったらびっくりしますよね。
大量の汗をかいたり、体が締め付けられるような感じがしたり、ということもあるようです。
一体、原因は何にあるのでしょうか?
今回は、この、背中が熱くなる症状の原因について調べてみました。
背中に突然感じる熱さ、更年期障害が原因?
ホットフラッシュという症状があります。
これは、更年期の方にみられる、いわゆるほてりというものです。
なんとなく体が熱い気がする、というものや、背中にかけて耐えられないくらいの熱さが続く事があります。
症状には、かなりの個人差がありますが、多いのは以下の症状です。
- 首から背中にかけて急にカーッと熱くなる。
- 上半身は熱いのに下半身が冷えている。
- 少し動いただけで滝のような汗が出る。
- 寝ている時に熱くなることが多い。
- 急に起こる。
などの特徴があります。
しかし、かなり個人差があることも確かで、他にも、症状は考えられます。
どうして起こるの?
更年期になると、ホルモンの分泌が減ってきます。
しかし、脳からは、ホルモンを分泌しなさいという指令が出続けますので、それにより、自律神経が乱れ、ホットフラッシュ他、更年期障害が起こるのです。
下半身の冷えは、血流が悪くなる事に原因があることがあり、ホットフラッシュが原因の一つともいえます。
前兆はある?
急に起こる傾向にありますが、前兆がある場合もあります。
- 頭が重くなる、圧迫されるように感じる。
- 体が締め付けられるようになる。
など、前兆として感じられることもあります。
何度か繰り返していると起こる前に気付くことができるかもしれません。
どのくらいの頻度で起こる?
人によって、このホットフラッシュはとても辛いものです。
1日に5~7回起こることもあり、30分置きに繰り返されることもあります。
また、週に何回か5分くらいのほてりが続くというものもあります。
さらに、我慢できないほどの酷い熱感があることもあれば、軽くほてる程度の症状まで様々です。
症状が辛い時はどうすればいい?
更年期障害の一つですので、婦人科を受診するのが良いでしょう。
投薬の方法もありますし、漢方を利用する方法もあります。
また、食事などで少し改善できる場合もあります。
まずは、婦人科を受診し、医師と相談しましょう。
あまりに酷い症状ですと、生活に支障が出てしまう場合もあります。
痛みや発熱がある場合の病気
更年期が起きる時期でも無い、熱さと言うよりは痛みがある。
などの場合、腎盂炎などの内臓疾患の可能性があります。
背中の痛みは、ほぼ全ての臓器の異常に通じるところがあります。
もちろん、筋肉を酷使した為に、一時的に筋肉痛になっている、炎症を起こしている場合も患部は熱を持ちますが、数日で症状が改善されます。
しかし、内臓疾患はそうはいきません。
特に腎盂炎は、発熱も起こるので、背中の痛みが強い、発熱があると言う場合は病院へ行き、背中に痛みがあることを医師に伝えましょう。
酷い熱感は更年期、自律神経の乱れが原因、酷い場合は医師と相談を
いかがでしたか?
熱感や汗だけ、とはいっても、とても辛いのがこの症状です。
まだ、更年期と言うには少し早すぎる、という場合は、内臓の疾患や自律神経の乱れも考えられます。
そして、女性のイメージが強いですが男性にも更年期はあります。
その場合は、内科を受診すると良いでしょう。