背中に痣ができているのを、なんらかのきっかけで発見してしまった、という方はいませんか?
普段見えない部分だけに、何かの時に、身近な人に指摘されて、または写真で気付いた、なんて方は多いのでは?
場所が場所だけに、いつできたのかもわからない場合もありますよね。
親御さんに聞けば、幼少期にあったかどうかくらいはわかると思いますが、さすがに成長してからの様子はわからないことが多いでしょう。
痣にもさまざまなものがありますが、一体これらは何が原因で起こるのでしょうか?
もしかしたら病気なのでは?と心配している方もいるのでは?
今回は、背中のできた痣について調べてみました。
背中の痣、原因は?
まずは、痣といってもさまざまな種類があります。
痣は見た目が一番わかりやすいので、色別に原因を見ていきましょう。
青痣
痣の中でも最も多いと思われる青痣について原因を見つけていきます。
青痣の原因として一番にあげられるのは、どこかにぶつけたということです。
寝ている間、または、何かにぶつかったりぶつけられたり、物があたったり…という覚えはありませんか?
もしなくても、押して痛みを感じ、数週間程度で治ってしまうようであれば、どこかにぶつけたことが原因のあざですので問題ありません。
しかし、何も原因が無いのに突然、多くの青痣ができた。
腕や脚などにも広がってきてどんどん増えている、という場合、白血病をはじめとする血液の病気の可能性もありますので、血液内科や内科などを受診し相談しましょう。
黒痣
まず考えられるのは、「ほくろ」です。
しかし、ほくろは小さいものですし、通常の場合、体に害をなすものではないので、特に気にしなくても問題はありません。
ある程度の大きさになると、痣として認識され、色素性母斑と呼ばれることがあります。
これは、小さいものが「ほくろ型」、そして大きさから、「通常型」と「巨大型」に分かれて行きます。
特に放っておいても問題はありませんが、見た目が影響を受けてしまうので、切除したと願い出る方も多いです。
水着やお風呂など、人の目に触れてしまうのは、一度気になってしまうと気になって仕方ないですよね。
レーザー治療などで消していく形になります。
また、痣がどんどん大きくなったり増えていったりした場合は、メラノーマという皮膚がんである可能性もでてきます。
形は歪で盛り上がっており、中央が凹んでいるものが多いです。
何かおかしいほくろに気付いたら、早めに病院を受診しましょう。
赤あざ
赤い痣というのは、日常生活であまり触れあうことの無い痣であると思います。
どのような痣か、または発生した年齢でも種類が異なります。
・扁平母斑、遅発生扁平母斑
赤というよりは、茶色の近い色をした痣です。
生まれつき現れるものが多く、自然には消えません。
遅発生扁平母斑はその名の通り、生まれつきでは無く、多くは思春期頃に発生します。
扁平母斑は体中どこにでもできますが、遅発生は背中、胸などに出来る確率が高いです。
どちらも見た目は酷似しています。レーザー治療などで取りのぞく方法があります。
・イチゴ状血管腫
生後6カ月~1年程度の頃によく発生し、盛りあがるようにできることもあります。
自然治癒することも多いので、経過観察をする場合も多いですが、必ずしも消えるとは限りません。
ので、確認できた場合は、皮膚科を受診しましょう。
・ポートワイン・スティン
赤、または赤紫色の痣で、平らで範囲が広く生まれつきみられることが多いです。
発生頻度が高く、体中どこにでも発生し、自然には消えません。
レーザー治療などをしていく方法がありますので、医師に相談しましょう。
体にできた突然の痣、大きくなる、増える場合は即病院へ
いかがでしたか?
体の痣は、病気と言うよりは、見た目に影響するものがほとんどで、しかもレーザー治療しか切除方法が無いものも多いです。
しかし、中には保険が適用になるものありますので、医師にしながら治療をおこなっていきましょう。
また、増える、大きくなる場合は、皮膚がんいう可能性もありますので早めに病院へ行きましょう。