なんだか背中がおかしい。
ピリピリする、チクチクする、しびれや痛みを感じる。
これって一体何が原因なの?
皮膚がピリピリとするのか、それとも、もっと奥が痛むのかで症状も変わってきます。
また、痺れや痛みが起こる場所でも、原因が違うのです。
今回は、そんなピリピリとしら痺れ、痛みについて原因を調べてみました。
皮膚の近く、または皮膚にピリピリとした痛みや痺れ、原因は?
肋間神経痛
背中の、特に右の所に痛みや痺れを感じる場合、肋間神経痛が疑われます。
肋間神経痛は、肋骨の神経に何らかの異常がある病気です。
特に皮膚に異常も見られないのに、ピリピリとした痺れや痛みが続く場合、可能性は高いです。
姿勢が悪い、などの理由でも発症しますので、普段から姿勢が良くないと思う人は正してみるのも良いと思います。
肋間神経痛は、整形外科ですが、他の病気の可能性も考えて念の為、内科などがある総合病院などに行くのも良いでしょう。
帯状疱疹
帯状疱疹は、水ぼうそうウイルスで発症します。
水ぼうそうと言うと、小さな子どもがかかるイメージがありますが、大人が発症する病気です。
体内に潜んでいる水ぼうそうウイルスが、免疫力の低下が原因で湿疹をはじめとする症状を引き起こします。
内科を受診すると、抗ウイルス剤が処方されますので、潜伏期間を含めてしばらくの間飲むようにしましょう。
小さなお子さんと接触する場合は、水ぼうそうウイルスですので注意しましょう。
変形性頚椎症
頸椎が変形し、脊髄が圧迫されて痺れが起こる病気です。
背中に痺れを感じ、酷い時には、手足にまで及びます。
そこまで酷い症状がみられない場合は、経過観察をすることもありますが、日常生活に支障をきたしたり、手足の痺れまで感じるようならば注意が必要です。
胸椎椎間関節症
いつも同じ方向で鞄を持つ、決まった向きで寝る、姿勢が悪い、などが原因で、椎間関節に異常が生じる病気です。
背中に痺れを感じるようになります。
あまりに酷い時は、整形外科を受診しましょう。
背中の左右どちらか、または真ん中に痛みや痺れがある場合要注意?
背中の痺れや痛みは内臓に由来していることがあります。
左右どちらに、痺れや痛みが続く場合もあります。
左側が痺れる場合
・心臓の病気
心臓の病気は胸に違和感を覚える事が主ですが、背中に症状が出る場合もあります。
あわせて、胸の違和感、寝ている時に苦しさを覚える、喉や顎、歯に違和感を覚える、体力が落ちた、足がむくむ、などの症状を覚えたら注意が必要です。
一度、病院で検診を受けましょう。
内科で良いと思います。
・すい臓の病気
痛みに近いような痺れを、背中に起こすことがあります。
すい臓の炎症、または癌の可能性があります。
みぞおち、脇腹付近の痛み、吐き気、食欲と体重の低下、発熱、黄疸、などの症状が出たら要注意です。
すい臓は、異変を感じにくい場所でもあるので、少しでもおかしいと思ったならば早めに受診をしましょう。
消化器科、または内科が良いでしょう。
右側が痺れる場合
・肝臓の病気
右側に痺れや痛みが起こる場合、肝臓の病気である可能性があります。
肝炎、肝硬変、肝臓がんといった病気が考えられますが、アルコールなどで肝臓の負担が増えることで痛みを感じることもあります。
痺れよりは痛みに近い感覚が続きますので、一度、内科、または消化器科を受診しましょう。
背中の痺れ、おかしいな?と思ったら病院へ
いかがでしたか?
背中は、内臓が近くにある大事な部分です。
何か異常が合った時に、現れやすい部分でもあります。
何かな?と迷ったならば、我慢せずに病院へ行ってみるのも良いと思います。