口の中がなんだかざらざらする。
おかしい気がする、違和感がある。
そう思って、舌を鏡で見てみると、真っ白!
なんてことありませんか?
これは何が原因なのでしょうか?
白というよりは赤い、という場合や、なんだかぼつぼつと何かができている、ということもあるでしょう。
舌を磨かなかった?
それとも何かの別の原因や、病気の可能性はあるのでしょうか?
今回は、そんな、舌の異変の原因について調べてみました。
舌が真っ白、原因は舌苔?
まずは、舌が白くなってしまった場合、原因は「舌苔」と呼ばれるものにあります。
この舌苔は、口臭などの原因になると言われていて、磨く専用のブラシも発売されていますね。
では、この舌苔、磨くのをサボった結果溜まってしまうものなのでしょうか?
しかし、実は、舌苔を掃除するのはあまり良くないと言われています。
舌はとても傷つきやすく、ブラシで磨くと傷をつけてしまうことになってしまうからです。
どうしても磨きたい場合は、一日一回、柔らかい舌専用のブラシで、決して力を入れずに優しく数回撫でるようにするのが良いでしょう。
舌苔ができる原因は?
舌苔ができる原因は様々なものがありますが、あまり厚くなると酷い違和感があったり、味覚が感じにくくなる、などの症状も出てきます。
舌苔ができやすくなる原因は、
- 抗生物質を投与されている
- 口呼吸
- 唾液の分泌が少なく、口が乾燥している
- 舌の運動が鈍くなっている
などが上げられます。
口呼吸の癖がある場合、結果的に口が乾燥してしまうことが原因です。
また、ストレスや風邪をひいている時なども舌苔が多くなる事があります。
原因を取り除けば、よくなるでしょう。
舌が白くなる病気はある?
内臓の機能が低下している場合、舌苔がべったりとついてしまうことがあります。
また、身体が冷えてしまっている場合も同様です。
冷えが強いと感じる場合、身体をあたためてみましょう。
以上のことから、舌苔は単に、掃除が足りないということではない事がわかります。
思い当たる症状がある場合は、まずは病院で検査を受けましょう。
口呼吸の癖があるのならば、なるべく鼻で呼吸をするように意識してみましょう。
舌苔が多いからと言って、頻繁にブラシで掃除をすることは、舌を傷つける危険がありあまりおすすめできません。
舌が赤い、原因は?
舌の異常でも赤い場合はどのようなことが考えられるのでしょうか?
舌の周辺がいちごのような赤
舌の周辺に赤みができていて、舌苔が厚くなっていたり、舌が肥大していたりという症状がある場合は、自律神経の乱れや、風邪が考えられます。
風邪の場合は、症状が治まれば自然と治ります。
特に、抗生物質を服用していると舌苔も溜まりやすいですが、気になるとは思いますがあまり頻繁に掃除をしても逆効果ですので、自然とおさまるのを待った方が良いです。
自律神経が乱れている場合には様々な原因が考えられますし、他にも不調がでてきていると思いますので、内科などを受診して相談して見ると良いでしょう。
舌全体が赤くなっている
身体が熱を持っているとこのような症状になります。
のぼせやほてり、生理不順などが起こっている可能性もあります。
舌先が赤い
高血圧や睡眠障害に関係している場合があります。
ストレスなどにも由来しますので、一度、病院で検査を受けましょう。
舌は健康のバロメーター、いつもと違う場合は病院で検査を
普段から、鏡で見ることも多いと思う舌ですが、健康のバロメーターでもあります。
舌苔が異様に溜まっていたり、赤だったり黄色だったりということは、何かしら体調に異常がある場合が多いです。
その場合、ほとんどが他にも症状が出ている場合が多いですので、まずは病院で検査を受けてみましょう。