仕事中、授業中、うとうとしてつい眠くなってしまう。
こんなことは誰にでもありますよね。
しかし、日常に支障をきたすほどのものではない場合がほとんどです。
けれども中には、寝てはいけない場面、寝ては危険な場面ですら眠気を起こしてしまう場合があります。
もしかしたら、病気が原因かもしれません。
では、これは、どのような病気が考えられるのでしょうか?
自身の症状と照らし合わせながら見ていきましょう。
突然眠くなる原因は不眠症?睡眠不足?
まず、第一に考えられるのが、睡眠不足です。
最近では、寝る直前まで携帯電話やパソコンの画面を見て作業をしたり、連絡を取り合ったりしている人が多いですが、寝る前に強い光を見るとそれだけで深い眠りにつくことができず、寝たと思っても不十分になってしまっていることが多いです。
その為、昼間、強い睡魔に襲われます。
もう一つは、ストレスなどが原因で、不眠症になっている場合です。
何か、心配事があると、頭にそれが浮かんでしまって眠れませんよね。
あまりに続く場合は、心療内科や睡眠外来に相談しましょう。
充分に寝ているのに眠くなる病気
不眠というわけではない、寝る前に強い光も浴びていない、なのに日中とても眠くなる、突然強い眠気に襲われる。
このような症状がある場合、過眠症と呼ばれる病気である可能性があります。
ナルコレプシーとも呼ばれる、睡眠障害です。
ナルコレプシーの特徴は?
普通の睡眠不足とは違い、ナルコレプシーの特徴は、寝てはならない場面でもとても強い眠気に襲われる、ということです。
- 昼間突然強烈な眠気に襲われ10~20分程度寝てしまう
- 眠気に襲われるタイミングが、運転中、大事なプレゼンの時、入試の面接、など本来ならばありえない場面に起こる。
- 寝る前に幻覚を見る。
- 泣く、笑うなど感情が大きく動く時に突然発作のように眠くなる、例えば友人と話していて大笑いをした後などに突然数秒から数分眠くなる。
- 寝た後は一時的にすっきりとしているが、また数時間後訪れる。
- 昼間に数時間の睡眠を繰り返す。
- 金縛りに多くあう。
などの特徴があります。
歩きながらでも突然眠ってしまうため、場合によっては倒れてしまい、怪我をしてしまうこともあるので注意が必要です。
治療法、対処法は?
まずは、生活のリズムを整えることが大切です。
毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きることが大切です。
この病気の発症は14歳程度がピークで、これは段々と夜更かし習慣がつく年齢だと言われています。
最近、仕事が不規則、受験やテスト勉強に追われている、などの理由でしっかりと時間通りの睡眠がとれていない、なんてことはありませんか?
身体温めて、決まった時間に、ぐっすりと眠る事が大切です。
それでも症状が改善されない場合、睡眠外来や心療内科などを受診しましょう。
できれば、睡眠外来が良いと思います。
なるべく早く治療して、改善できるようにしましょう。
突然襲われる睡魔、なるべく早めの治療を
いかがでしたか?
突然睡魔に襲われて倒れてしまう、ということは日常生活をおくるうえでとても恐ろしいことです。
もし運転していたら?駅のホームだったら?と命にかかわるような場面もありますし、その強烈な眠気は、自身で抑えることはとても難しい領域です。
病気はすべてそうですが、早めに治療をすることが、早く治すために大切なことですので、おかしいなと思ったならばすぐに病院へいくことが大切です。
また、日々の睡眠時間を決まった時間にしっかりととることは大切なことですので、出来る限り決まった時間に充分な睡眠をとることを心掛けましょう。