なんだか力が入らない。
力が抜けてくる、そんなことはありませんか?
合わせて、頭痛や腹痛、吐き気がしたりという症状がある人もいるかもしれません。
この脱力感、一体何が原因なのでしょうか?
もしかしたら、大きな病気が隠されているかもしれませんよ?
脱力感、原因は?
風邪、インフルエンザなどの感染症
まず第一に、風邪をひいている場合です。
熱があまり高くない風邪もありますので、ひたすらだるさと咳が続く事もあります。
また、インフルエンザは特に前触れもなく突然のだるさに襲われて急激に発熱しますので、朝はなんともなかったのに!という場合も多くあります。
だるいと感じたらまずは、風邪などの身近な病気から疑ってみても良いと思います。
しかし、同時に、めまい、頭がもうろうとする、呂律がまわらない、などの症状まで出てくるとなんらかの危険な状態ですのですぐに病院へ行きましょう。
もちろん、高熱が出た場合も同様です。
薬、ビタミン剤などの過剰服用
用法用量を守らないと、脱力感やめまい、倦怠感、吐き気などにおそわれる可能性があります。
実は私も、昔、一回一錠の薬をなぜか誤って二錠服用していた事があり、三回くらい飲んだところで気付きましたが、薬を飲んでいるのに酷い脱力感とめまいが起こり、風邪が悪化したのだと勘違いしてしまいました。
過剰服用に気付き、薬剤師に相談してから用量を戻したところ回復しました。
ので、用法用量は必ず守りましょう。
薬によっては、命にかかわるような症状をおこす可能性もあります。
ビタミンも適量が決まっており、過剰摂取は栄養障害を起こす場合もありますのでこちらも気をつけましょう。
自律神経の乱れ
自律神経の乱れは様々なことが原因で起こりますが、よくいわれるのはストレスと更年期です。
ストレスが強くなると、消化器科が弱り、吐き気や下痢を起こす事もあります。
酷くなると、下血を起こす事もあります。
ストレスで胃に穴が開くとはよく言ったもので、消化器官に一番に影響を与えますので注意が必要です。
ストレスを強く受けると、めまいや脱力感を常に感じるようになり、ずっと眠い、または眠れない、そして最終的には無気力になってしまう場合もあります。
こうなると、うつ病になる危険もでてきますので注意が必要です。
早めに心療内科に相談しましょう。
また、更年期障害でも、脱力感が現れることもあります。
こちらは漢方薬などで投薬治療をおこなうと少しは症状が和らぎます。
癌、心臓病など重大な病気の可能性もあり
なんとなく続く脱力感、時々力が入らなくなる、立っていられ無くなる、息がすぐあがってしまう、こんな時は何か重大な病気である可能性があります。
癌の時もこのような症状が見られますが、他に大きな症状が無い為わかりにくいです。
心臓病や脳卒中の場合も、この症状が出ますが、心臓病の場合は、発作を起こす直前、ほぼ同時に脱力感が起こる場合が多く、力が入らずだらんとしてしまいます。
癌などが長期に渡って慢性的に脱力感が起こるのに対して、心臓病や脳卒中の場合は起こってすぐに発作などの症状が出てきます。
他にも小さな体調の変化がある場合は、なるべく早く病院で検査を受けましょう。
脱力感、あまりに長期に続く場合には必ず病院へ
いかがでしたでしょうか?
あまりに力が入らない、どうしても脱力してしまうという症状は、精神的、身体的に何かしらの原因がある場合がほとんどです。
精神的な理由に心当たりが無い場合、かかりつけの病院があればそこで相談して見るのも良いでしょう。
他にも明らかな症状がある場合は、それを伝える時にあわせて脱力感があることも伝えましょう。