胃がずっと苦しい、痛いような、圧迫されているような、そんなことはありませんか?
人によっては頻繁にそのような状態になる人もいるでしょう。
吐き気が止まらず、食欲が落ちてしまったり、痩せてしまったりとなってしまっては健康にも重大な影響が出てきてしまいます。
何よりも、食べ物が食べられないというのは辛いものです。
一体、何が原因なのでしょうか?
今回は、胃の圧迫感について調べてみました。
胃の圧迫感、原因は?
胃炎
代表的なものはこれでしょう。
胃の痛みや不快感があり、暴飲暴食、アルコール、ストレスなどが原因で起こります。
食べ慣れていないのに、脂がきついものを一気に食べたり、飲み会の次の日など胃炎を起こしていることもありますので気をつけましょう。
しばらく脂っぽいものや刺激物、極力アルコールも避け、消化の良いものを食べる様にすれば治ります。
ストレスが原因の場合は、むやみに胃薬ばかり飲まずに心療内科に相談してみましょう。
胃潰瘍
胃炎が悪化する場合もありますし、主に原因はストレスにあります。
胃に穴があいてしまいますので、痛みがあります。
食事中から食後にかけて痛みが起こり、酷い場合には吐血や下血が起こります。
早急に治療が必要な病気ですので、胃変に気付いたらすぐに病院へ行きましょう。
胃癌
胃癌は、胃の粘膜に癌細胞ができる病気です。
胃癌は、最初は胃の痛みと言うよりも僅かな不快感からはじまりますので、気付きにくく、全ての癌に言える事ですが初期症状ではわかりにくいので発見が遅れることもある病気ですので、少しでも違和感があれば病院で検査、もしくは定期的に胃がん検診を受けることをおすすめします。
胃癌の初期症状としては次の通りです。
- 胃がもたれる
- 鳩尾のいたみ、不快感
- 食欲不振
- 僅かに便に血が混じり黒色に見える
- 体重減少
- 貧血それによる倦怠感、ふらつき
などがあります。
しかし、胃炎や他の病気でも症状が出るのでわかりにくいので上記のように病院で定期的に検査を受けるのが良いでしょう。
逆流性食道炎
逆流性食道炎とは、胃液が食道まで上がってきてしまい、食道を傷つけます。
その結果、不快感などが起こるのです。
逆流性食道炎の特徴は以下の通りです。
- 胸やけがする。
- 食後の胃もたれ。
- 喉に違和感。
- 喉から酸っぱい、苦い液がせり上がってくる事がある。
- ゲップが良く出る、ゲップの時に苦みや酸味のある液が出てくる。
これらの症状が見られる場合は、逆流性食道炎の可能性があります。
逆流性食道炎の患者は増加しており、食生活や生活習慣がその原因とされています。
元々は高齢者に多い病気でしたが、近年ではそれらが原因で若年者にも多く症状が出ています。
主な原因とされているのは、
- 食べ過ぎ
- 脂肪、たんぱく質過多の食生活
- ストレス
- 加齢
- 猫背、姿勢の悪さ
- 肥満
などがあげられます。
症状がある場合は、消化器科を受診し早めに治療を受けましょう。
胃の圧迫感の原因は様々、違和感がある場合にはすぐ検査を
いかがでしたか?
胃の圧迫感や不快感の原因は様々なものがありますが、中には重大な病気が隠れている事もあります。
さらには、胃炎や胃潰瘍はストレスが大きな原因になっている場合が多く、カウンセリングなど心の治療が必要になってくることもあります。
僅かな異変が、胃癌など、大変な病気の初期症状になっている場合もあります。
少しでも違和感が覚えたら、まずは病院を受診して検査を受けましょう。
そうでなくとも、定期的に内視鏡の検査などを受けるようにすることが、早期発見早期治療に役立ちます。